誰にでも「これだけは譲れない」というものってありますよね。
いわゆるこだわりってやつですね。これが強くなると信念になります。
このこだわりをしっかり守り抜いているのがこの人、
女教皇さんです。
真っすぐ正面を向いて、自分のこだわりを貫く姿勢がうかがえます。
イヤだという感覚を大切にする=感覚で線を引く
女教皇のカードが出たときは自分の譲れないもの、「絶対的領域」を守ることが大切です。
こう言われるとすごく大きなことのような感じがするかもしれませんが、要はイヤだと感じる感覚や自分のこだわりを優先するということです。
女教皇のカードに振られた番号は2番。そして1番は魔術師ですね。
魔術師はスタート。自分の思ったように始められる準備万端のスタートです。
女教皇は、そこに感覚で線を引くんです。
自分の自由に思った通りに始まったことに、これはイヤ、これは好き、こっちはなんか違う、これだけは譲れない、と線を引いて本当にやりたいことの輪郭をはっきりさせていきます。
ここをあいまいにすると後々イヤだけど我慢しながらやるハメになったり、自分の感覚を鈍らせている人は線が引けなかったりするですよね。
自分の譲れないものを守るとは
さて、今回なぜ女教皇について書こうと思ったかというと、身近に実例があったからです。
この春から大学に進学するうちの長男・・。
自宅から通学するのですが、大学まで電車を乗り継いで2時間弱くらいかかります。
当然交通費も結構いるわけで、その交通費と携帯代プラス自分のお小遣い稼ぎにアルバイトを探していたんですね。
で、ここでの息子のこだわり。
髪色自由 であること。
というのも、息子は高校を卒業したら髪を「アッシュ」に染めると前から言っていて、卒業式翌日に美容院で染めてたんです。
※アッシュ・・金髪ではなく銀髪寄り。赤みではなく青みですね。
そうなると、数あるバイト情報から髪色自由で線を引くので、ほとんどが✕になります。
その中から髪色自由のところに応募して、面接を受けても通らない。
面接の人から「多少の茶髪まではいいけどね~」とか言われたりもしてました。
ここで親としては「もう黒に戻せば?」とか言ってしまいますよね。
でも息子は「これだけは譲らん」と。
で、その様子を
おぉこれ女教皇やん、ネタゲットだぜ~
と思いながら見ていた私(≧▽≦)
そしてそのこだわりを大事にしていた息子ですが、晴れてバイト採用されました。
譲れないことは人それぞれ違う
息子の場合は髪色自由という条件面で線を引きましたが、人によっては例えば、何より時給がいいことという線を引くこともあれば、家から近いという線引きもありますよね。
時間の面で自由が利くという線引きをする人もいるし、やりたい職種で探すという線引きもあります。
なんであれ、自分が譲れないことをきちんと自分でわかっているからこそ線が引けるし、絶対譲れないことさえ守られていればあとは多少のことはどうでもいいもんです。
この段階で、自分の領域を譲って我慢してしまうと、あとで後悔するかもしれませんよね。
今回も、もし黒髪に戻して採用されても、この先ずっと「髪染めたい」と思いながらバイトをしていただろうし、そこから「バイトつまらんわ~」に繋がっていたかもしれません。
昨日、携帯に採用の電話がかかってきたのを横で聞きながら「なんやかんや言いながらもやるやん」と思った母でした。
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