タロットリーディング例ヘキサグラム「仕事について」①

 

タロット講座でのリーディング例。

受講生のリーディングをメールのやり取りで添削したものですが、カードを総合的に見るのにわかりやすいと思ったので今回シェアさせていただきます。

久々にガチのリーディング例ですよ!!

総合的リーディングの例「仕事について」ヘキサグラム

 

使ったスプレッドは「ヘキサグラム」

ヘキサグラムは「自分と誰かとの関係性」を見るときに使われることが多いスプレッドですが、自分のことのみでもOK!

一般的には「⑤相手」「⑥自分」が多いですが、自分のことなので『⑤環境』『⑥希望』になってます。

 

お題は「仕事について」

出たのがこちら(ウェイト版)

全体から読み取る

まずは展開したカード全体を見て、そこからわかることを読み取ります。

目を付けるポイントは

①大アルカナの枚数
大アルカナが多いほど大事な問題といえます。

②小アルカナのスートの枚数
それぞれのスートが何枚出ているか
今の問題に必要なエネルギーとか、影響しているエネルギーを想像しながら見ていきます。

スートのエネルギーについてはこちら↓

タロット小アルカナ(ワンド・ソード・カップ・コイン)性質と覚え方

 

ということで今回の場合だと

①大アルカナが2枚なのでそこまで多いわけではないですね。

ものすごく重大な問題ということでもないけれど、どうでもいい問題でもない。

②それぞれのスートの枚数は
ワンド0、カップ0、ソード1、ペンタクル4

ワンドとカップが出ていないのに比べてペンタクルがめっちゃ多い。

 

「仕事」で一番重要なエネルギーは「ペンタクル」です。

ペンタクルは「土」の要素なので土台や安定、成果とか形になるエネルギー。

お金、仕事、家族などは、自分を安定させるための土台そのものなのでペンタクルと深く関連します。

ちゃんとペンタクル出てるよね
うん。なので安定してるし成果もある

ただ、、ペンタクル・・多すぎる。

安定の要素が多いことはいいことだと思いそうですが、何事にもバランスってありますよね。

安定を求めすぎて執着が生まれたり、失敗を避けるために行動しなかったり、結果にこだわりすぎるなど、弊害が生じることもあり得ます。

 

そしてワンドとカップが出ていない。

ワンドは「火」。自分自身に火をつけ行動につながる熱意とかひらめきのエネルギー。
カップは「水」。自分を満たして潤わせる気持ちや想像のエネルギー。

ということは、仕事に対する熱意とか楽しいという感情が現れてないんです。
「仕事にやる気が起きなくておもしろくないやろな〜」っていうことが想像できます。

 

仕事自体は安定しているし、とくに大きな問題はない。
でも楽しめていないし、頑張っていこうという意欲も見当たらない。

「仕事=お金を稼ぐ手段」と思える人はいいんだけど、仕事にやりがいを求める人はここで悩みます。

逆にワンドとカップが多くてペンタクルが出ていないと、やる気もあるし楽しいんだけど成果がない。
つまり、うまくいかないとか稼げないとか・・やる気が結果に繋がらず空回り感がありますよね。

 

いかかでしょう。

まだカードは見ていないのに、スートのかたよりだけでここまで読み取れるんですよ。

実際には読み取るというより「感じ取る」ですね

この情報を踏まえたうえでカードを見ていくと、さらにリーディングが深まります。

リーディングでスートのかたよりに注目しないのはもったいないですよね!!

 

そしてここから1枚ずつカードを見ていくことになりますが、長くなるので②に続きます。

タロットリーディング例ヘキサグラム「仕事について」②