タロットリーディング例<ソーマ法>

こんにちは。願望実現ラボ キョウコです

今回はスプレッド「ソーマ法」を使ったタロットリーディング例をご紹介します

聞き慣れないスプレッドかもしれないですが、オールマイティに使えるので知っておくと便利なスプレッドですよ!

 

動画で見たい方はこちら↓

タロットリーディング例

タロット講座で受講生(Wさん)と一緒に練習したものがリーディング例としてわかりやすいものだったので、掲載許可をいただきました

 

お題は

今年に入っていいことがない!どうなってるの? です^^

 

お題が漠然としてますが、タロットは知りたいことに答えてくれるわけではなく「知るべきこと」が現れるので、どんなお題でも問題なし!

 

展開されたカードがこちら

まずはカード全体を見る

 

枚数が多いスプレッドでは、カード1枚ずつ見る前に、まずは大アルカナと小アルカナそれぞれのスートの枚数に注目しましょう

大アルカナが2枚

 

ワンド 2枚
カップ 1枚
ソード 0枚
ペンタクル 3枚

大アルカナが多いほど大事なことと言えるのですが、この場合は8枚中2枚なので、めちゃめちゃ多いというわけではない

今年に入っていいことがないとは言っても、そのこと自体はそこまで気にする大きな問題でもなさそうです

 

そしてスートの枚数は、ペンタクルが多めでソードが出ていません

ペンタクルは地に足が着いた「安定」のエネルギー
ソードは頭を使って最後までやり抜く、「思考」「意志」のエネルギー

ペンタクルはたくさんあるので、この問題で安定が揺らぐことはなさそうだけど、頭を使って合理的に進めていくソードのエネルギーがないので、

今の状況を冷静に分析して、なんでこうなってるのかを考えることができない
切り抜けるには時間がかかりそうだな・・

という感じがします

 

スートのエネルギーについてはこちらもご参考に

タロット小アルカナ(ワンド・ソード・カップ・コイン)性質と覚え方

カードを見る

全体像を掴んだので、ここからは1枚ずつ考察していきましょう

テーマ カップ8

この問題の「テーマ」とか「課題」を示しています
問題の核心的な部分で「本質」とも言えるポジション

 

カップ8は、自分の感情のカップを置いて、その場を立ち去ろうとしています

感情のエネルギーはたくさんある、つまり満足しているんですが、あえて立ち去っているんです

なぜなら、次のステージに進むため

Wさんはいいことがないと思ってはいるけれど、実は「次のステージに進むとき」だから起こっているということが問題のテーマであり本質ですね

対処法 ワンド10

これまで問題にどのように対処してきたのかという過去の対処法をあらわすポジション

今の問題への対処の仕方か、もしくは過去に同じような問題があったときはどうやって対処してきたのか

 

ワンド10は一人で全部抱えて運ぼうとしているんだけど、それができちゃってます

すごい大変なんだけどやれちゃうし、やれるから人に頼らず自分でなんとかしようとしちゃう・・

なので、これまでは良くないことが重なっても、自分でなんとかしてきたようですね

 

「誰かを頼ることもなく、そして投げ出すこともなく、がんばってきたね〜」って言うと、

「確かにそうだな〜」という反応でした^^

障害 ワンド2

この問題で障害になることをあらわします

 

ワンド2は、目標を見失っている人がいます

熱意がなく「これからどうしようかな」とぼんやり遠くを見てるんです

目標がないと張り合いがなくて退屈ですよね、まさにそんな状態が描かれています

 

これはもうそのまま、そんな状態は障害になるということですね

現状 ペンタクル ペイジ(リバース)

今の状況をあらわすポジションですが、コートカードなので状況ではなく人物として読みます

 

ペンタクルペイジは、自分の持っているペンタクルのエネルギーをまだ使いこなすことができない未熟な人物です

まじめにコツコツがんばって努力してるけどまだまだ不安定

 

これがWさんの人物像だとすると、自分で状況を変えていくだけの力はなさそうだし、時間がかかりそう

しかも逆位置なので、まじめさが仇となるなど、ペンタクルのネガティブな要素が前に出ているかもしれません

希望 死神

このポジションは希望なんだけど、欲しいものとかやりたいこと、これからなりたい姿、みたいな自分が望んでいることをあらわすのではなく、潜在意識の向かっている方向性です

無意識に望んでいること、気づいていないけど向かっている方向、と言ったほうがわかりやすいかも

 

死神は「変容」「終わり」がやってきます

終わらせるのではなく、終わりがやってきて受け入れるしかない受動的な世界なんです

ただ、ここで終わっていくのは自分にとって不要なもの

いらなくなったもの手放して、先に進むときが来たんですね

 

つまり、何かが終わって自分の現実が変わっていくこと、先に進むことを無意識では求めているということですね

近未来 ペンタクル5(逆位置)

ペンタクル5は、困窮状態だけど誰かの助けはなく、さまよい歩いています

これもそのままですね。近未来は困っているのに助けはなさそうです

助けがないということは、自分でなんとかするしかないのですが、逆位置なのでなかなかそれもできずに長らくさまようことになるかもしれません

結果 吊るし人(逆位置)

結果は現状から見た想定で「こうなる可能性が高い」という未来の予測です

吊るし人は、足を縛られて逆さ吊りにされているので、動くことができません

だから今は動けないことを受け入れて、何が自分の足を縛っているのかを考えることが必要な世界なんです

 

結果的には動けなくなりそうなので、なんかいいことないな〜っていう状態はこの先も続きそうですね

正位置なら動けない状態の中でなんらかの気づきがあるかもしれないけど、逆位置なので、ただ動けないだけの状態になっていくようです

 

総括(ここまでをまとめると・・)

 

この問題のテーマはカップ8で「次のステージに進むときが来た」ことにあります

今年に入ってから良くないことが続いて、いいことがないと本人は感じているけど、それって言わばステップアップ的な「気づき」でもあるんです

うまくいかない状態ってしんどいし悩んでしまうけど、ある意味やり方を変えるチャンスですよね

順調な時は現状を変えようとは思わないので、そこに成長はなかったりします

だから今の状態を「次のステージに進むチャンスと捉えることができるのか」がこの問題のテーマであり、本質ですね

なんかうまくいかないな〜ってモヤモヤしてるだけだと、何も生まれないんです

 

そして希望が死神なので、現実が変わっていく時がきたこと、次のステージに進まざるを得ないことを無意識ではわかっているようです

 

過去の対処法がワンド10で、これまでは周りに頼らずに自分でなんとかしようとしてきたし、それで乗り越えることもできたようですが、

近未来にはペンタクル5Rで、周りの助けがなくさまよう状態になりそうで、これまでの対処の仕方では、この先はうまくいかないようですね

 

で、結局どうなるのかというと、近未来と結果の吊るし人Rを見ると、現時点からの予測では動けなくなる、

つまり次のステージに進む時がきているのに、それができずにさまよって動けないという結果になりそうなんです

 

なんでかというと、本人がペンタクルペイジRで未熟だからでしょうね

現実を変えていくだけの力量はないし、このままいけば結果はそりゃそうなるよな〜っていう感じがします

 

キーカード ペンタクルキング

 

じゃあどうすればいいのか?を、キーカードから考察していくと・・

ペンタクルキングなので、これもわかりやすいですね

現状ペンタクルペイジの自分をキングに成長させることがキーとなるようです

ペンタクルキングのような人が近くにいるなら、その人の意見を聞くのもアリなんだけど、人の助けは借りられないようなので、今回は違うかな・・

 

ペンタクルは「安定」や「成果」のエネルギーなんですが、ペイジはまだそれらを手に入れていなくて、これから手に入れようと純粋に前に進もうとしています

一方でキングはすでに手に入れてるので、もう落ち着いているんです

これからWさんは、いろんな経験をしてキングのような落ち着いた人になることも必要だし、意識してそんな振る舞いしていくことも大事なようです

 

ということは、次のステージに進むというのが、ペンタクルキングにもつながるっぽいですよね

なので

・次のステージに進むってどういうことなのか
・ペンタクルキングなら今の状況でどう振る舞うのか

まずはここから考えていきましょうということになりました

 

ここでちゃんと問題に向き合って考えてみることができる人は確実に変わっていきます!!

カードをどう読むかばかりを気にする人って「そう読むんですね〜」ってそこで終わっちゃうんですが、その先こそ大事なんです

 

Wさん、掲載許可ありがとうございました

いろいろな気づきがあったようで、よかったです!!