深いメッセージが出ると人気の禅タロットカード。
では、具体的にどんなカードなのか。
「深い」ってどういうことなのか。
今回は禅タロットについて書いていきたいと思います。
和尚禅タロット?OSHO禅タロット?
禅タロットの呼称については「和尚禅タロット」と「OSHO禅タロット」の両パターンがありますね。
ねこちゃん
キョウコ
こちらのOSHO(和尚)さんは、お寺にいるご住職の総称ではなく、バグワン・シュリ・ラジニーシというインドの宗教家のことです。
「禅」ってなんなのか
「禅」と言われると坐禅(座禅)のことと思われる方も多いのではないでしょうか。
もちろん坐禅も禅ではありますが、禅の悟りを得る方法の一つが坐禅です。
そして、禅の根本的立場は
不立文字(ふりゅうもんじ)
教外別伝(きょうげべつでん)
です。
不立文字、教外別伝って?
不立文字・・文字や言葉ではあらわすことができないということ
教外別伝・・教えは心から心に伝わるということ
いくら言葉を尽くしても、説明を工夫しても文字や言葉では伝わらないことってありますよね。
こうすれば悟れる、悟りを得るってこういう感覚だよ、と言葉や文章で教わっても、本当の悟りを知るためには自らが悟りの境地に達する以外にありません。
自分が経験しない限りわからないんです。
坐禅はそんな言葉では伝わらない教えに対して、自ら悟るための方法の一つです。
禅タロットの旅
禅タロットの大アルカナは23枚あります。
一般的なタロットカードの大アルカナは22枚なので、一枚多いんですね。
もっとも有名な「ウェイト版タロット」も22枚です。
タロットの大アルカナには「人生の旅」が描かれていると言えるのですが、これは禅タロットも同じです。
ウェイト版では「魔術師」からスタートして、すべてのカードを通過し「世界」で到達、達成します。
禅タロットだと「存在」から始まり、すべてのカードを通過して「完成」で到達。
ここまでは同じ。
ただ、禅タロットはこの先にもう一枚カードがあります。
それが23枚目のカード「マスター」です。
禅タロットはマスターを目指す旅
マスターは果てしなく繰り返される人生の旅に終わりを告げた人であり、人生をマスターした人。
禅でいうなら「悟りを得た人」でしょうね。
こう言われると、マスターがすごく高尚なとてつもない人物、もはや人ではないくらいに感じるかもしれませんね。
解説本には
旅そのものからの究極的な超越、別個にわかれている個人的なエゴをエンライトメントへと溶かし去る
なんて難しい言葉で書かれてます。
だけど、これは「人生をマスターした人」つまり
自分の責任で自分の人生を生きている人
すでにすぎてしまった過去に縛られず、まだここにない未来にとらわれない、「今ここ」を生きることができる人です。
禅タロットはカードすべてがこのマスターへと続く道を示しています。
禅タロットの特徴
禅タロットは何といっても絵がわかりやすい。そしてなんか怖い絵も多い。
例えば
マインド
罪悪感
ねこちゃん
キョウコ
見るからによろしくない状況なのがわかりやすいですよね。
でも、だからこそ自分に目を向けることができるとも言えます。
禅タロットは内側に向かう
多くの人は占いに「どうすればいいのか」という方法を求めます。
「こうしたらいいよ」というアドバイスを求めるということですね。
これは問題を外側から解決しようとしています。
だけど禅タロットは内側に向かうので、方法よりも自分がどうあるべきか、ということに気づかせてくれるカードです。
そのため、そのカードを見てどう感じるのか、カードが何を示していると思うか、など自分自身の内側に向き合うことが必要になります。
禅タロットに深い部分があらわれるというのは、こういうところですね。
まとめ
禅タロットはインドの宗教家、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)の講話を元に作成されたタロットカードです。
その特徴的な絵風から、自身の内側が浮き彫りになることで、深い占いができると言われています。
これまで禅タロットを学び、私なりにカードの解説本を解釈して、そして禅について勉強して思うのは
結局はウェイト版やマルセイユ版も禅タロットも根本は同じです。
今を生きる
自分の人生を生きる
自分の人生をしっかり生きて幸せになる!
これに尽きます。
とくに禅タロットはそんなメッセージがダイレクトに出るのが「深い」と言われるのでしょうね!!
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