タロットに描かれた「本当の幸せにたどり着く物語」
タロットと自己実現の物語～ワンピース編～完結です。
大アルカナの世界観
大アルカナの前半は旅がスタートして、意識が自分の外側に向かって世界がどんどん広がっていきます。
一方、後半は意識が自分の内側へ向かうことで、自分を見つめ、自身を確立していくことになります。
どちらがいいとかではなく、それぞれゴールまでには大切な道のりですね。
大アルカナ後半の世界観
大アルカナの後半は、前半の世界での経験から学んだことを活かしつつ、自分を見つめ直し、不要なものを手放していきます。
※詳しくは前記事を読んでね
今の問題は自分の思い通りにならないことを理解して、自分が変わっていくことを受け入れる受動的な世界です。
こうあるべきという観念やこだわり、他人軸な自分、常識などを持っていると本当の希望は見えないですよね。
そんな不要な観念やこだわり、常識など全部取っ払うことで
「私はどうしたいの？本心はどうなの？」
という自分の本当の希望を見つけていくことへとつながっていきます。
「月」先が見えない不安に向き合う
18番「月」は見えない、わからないことへの不安を味わう世界。
まだ起こっていない未来を案じて不安になっています。
17番「星」で不要なものを流して本当の希望が見えた・・つまり、本当に自分がやりたいことが見つかったものの
これまでのやり方やこだわり、常識を手放したので、どうやって希望を叶えていくかをこれから自分で見つけなきゃいけない
先が見えないことへの怖さが襲ってくるのがこの世界です。
例えば
自分の人生をコントロールしようとする過干渉な母親を手放すために、家を出て自立した。
すっきりしたし、自由へのうれしさがこみ上げる！！
なのにこれから全部自分で決めていくことや、生活していけるのかという不安や怖さが急にのしかかってくる
みたいな感じね。
先がわからないということはいいことがあるかもしれないのに、悪い方に想像が膨らむと不安になりますよね。
こうなったらどうしよう
もしうまくいかなったらどうなるんだろう
まだ起こっていないのに、不安から動けなくなっています。
わからないものはわからない
これを受け入れる段階ですね。
「太陽」今に応じる
月の世界でわからないことへの怖さを受け入れると、真っ暗な夜が明けます。
先のことを思って悩んでても仕方ない。今を見よう！
そう思えるようになったら19番「太陽」の世界です。
心配事の９割は起こらないと言いますよね。
まだ起こっていないことに備えるために今を生きるのではなく、今この瞬間を楽しむこと
ある意味「いいかげんな世界」です。
さて実はこの太陽の世界が、後半の大きなポイントになります。
なぜなら「今」の「自分」に目を向けることができないと、この先には進めないから。
あの時こうしていたら・・
この先どうなるのか・・
「今」よりも過去や未来を見ていたり
両親が反対したから・・
彼がわかってくれないから・・
「自分」ではなくほかの誰かを見ていては進めない。
タロットの物語では、「今」「自分」を生きていない人は本当のゴールにたどり着けないんです。
遅れたら遅れたで、その場に応じる
目的を持たない行き当たりばったりな世界なのでルフィにはぴったり。
予定通りに進まないとイヤな人にはしんどい世界かもしれませんね。
「ワールド」思ってもみなかったゴール
21番「ワールド」は自分の世界が完成された状態。
物語のゴールへの到達です。
前半の思い通りの世界では思いを原動力にして
後半の思い通りにならない世界では思いを手放してきた
そして「今ここ」を生きる自分になれたからこそ、たどり着ける本当の到達点。
思い通りのゴールではなく、思いもよらなかったゴールです。
欲の世界にいるときには見えてなかった本当の希望が叶った世界なので、当初とはまったく違う目的地に到達しているかもしれません。
ワンピースはまだ完結してないですが、ルフィは常に今を生きてます。
どんなゴールが待っていても幸せでしょうね。
あとがき
いかかでしょうか？
全３回にわたって番外編として「ワンピース」を例にお話ししてみました。
思った以上に好評でしたが、思った以上に労力と時間が・・(≧▽≦)
でも大好きなワンピースを例にしながら文章を書くのは楽しかったです！！
タロットは意味の暗記ではなく、世界観を理解すること
いつも言っているフレーズですが、ここがさらに伝わればうれしいなと思います。
本来、タロットのメッセージは自分で人生を切り開き、本当の願望を叶えて幸せになるためのものです。
だけど多くの人がカードを意味でとらえ、自分が知りたいことの答えとして意味を当てはめて解釈してしまっています。
これってすごくもったいないですよね・・
タロットでわかるのはあくまで「情報」です。
そして受け取った情報から今の自分の状況と照らしつつ、答えを出すのは自分自身。
カードから答えを読み取ろうとして、難しい、できないと感じている人は多いですが、カードに答えは書いてないですよ。
自分が今どのカードの世界にいるのか
物語のどの章にいるのか
どんな視点で問題をみればいいのか
まずはここを意識してカードを見てくださいね！！
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