タロットの小アルカナには「ワンド・カップ・ソード・コイン(ペンタクル)」の4つのスートがあり、それぞれ四大元素の性質を持っています。
ねこちゃん
キョウコ
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目次
小アルカナに描かれた4つの元素
古代ギリシャやローマ時代には、この世のものすべてが火、水、空気、土の4つの元素で成り立っているという概念がありました。
この4つさえあれば万物すべてが作り出せると考えられていたんですね。
つまりタロットの小アルカナには、そんな四大元素の概念が盛り込まれているんです。
ということはもちろん、小アルカナを勉強する上ではそれぞれのスートがどんな性質、エネルギーを持っているのかを知ることがとても重要だと言えます。
小アルカナの4つのスート
4つのスートが持つ四大元素の性質は以下の通り。
ワンド(棒)・・火
カップ(杯)・・水
ソード(剣)・・空気(風)
コイン(金貨)・・土(地)
※右から ワンド、カップ、ソード、ペンタクル(コイン)
ワンドの性質
ワンドは「火」です。
火からイメージするのは例えば、熱い、燃える、メラメラなどではないでしょうか。
ということからワンドが持つ性質は情熱・行動するエネルギー・生命力など、火に関連しています。
カップの性質
カップは「水」です。
水からイメージするのは例えば、あふれる、満ちる、流れる・・など。
水は感情のエネルギーです。
感情があふれる、気持ちが満たされる、感情に流されるという言い方をしますよね。
カップが持つ性質は気持ち・感情など水に関連しています。
ソードの性質
ソードは空気(風)です。
そこからイメージするのは例えば広がっていくとか、クール、ドライなど。
ソードは思考や言葉、情報という性質があります。
言葉は伝達の道具です。言葉を使って情報は拡散、広がっていきます。
そして、思考派の人はクールやドライなどのイメージが待たれますよね。
このようにソードが持つ性質は空気のイメージ、思考や情報に関連しています。
コイン(ペンタクル)の性質
コイン(ペンタクル)は「土」です。
土からイメージするのは例えば土台、どっしり、固いなど。
コインは安定や現実的なエネルギーを持っています。
そのままですよね。安定に結びつく土台であり、固さ。どっしりと落ち着いた着実さ。
カードの絵にはスートのエネルギーが盛り込まれている
とくにウェイト版ではそれぞれのスートのエネルギーに関連した絵が描かれているので、そこがわかるとカードを見ていて楽しいですよ。
例えば、ペンタクルの持つエネルギーは「土」です。
地に足が着く、土台、地盤、など「土」はどっしりとした落ち着きのイメージですね。
確実に、じっくり着実に、みたいな。
その要素がカードの絵にも盛り込まれています。
ウェイト版タロットのペンタクル8
では、実際にペンタクルのカードを見てみましょう。
わかりやすいカードを紹介すると・・
ペンタクルの8です。
コツコツ努力をして、着実に確実に成果を上げている人が描かれています。
時間をかけて、じっくりと取り組むからこそ習得できることってありますよね。
これはまさしくそんな状況を描いたカードです。
ペンタクルの性質を最も表しているカードだと思います。
ウェイト版タロットのペンタクル4
ではもう一枚
ペンタクル4です。
コインを踏みしめ、抱きかかえている人が描かれていますね。
これはペンタクルの土の性質、「安定」がネガティブにあらわれています。
安定を求めすぎて、今持っているものに執着している状態です。
無くなったら「安定」が崩れてしまう・・土台が崩れてしまう・・
そんな思いから、手に入れたものが無くならないようにしています。
ねこちゃん
キョウコ
まとめ
タロットの小アルカナには4つのスートがあり、それぞれ四大元素の性質を持っています。
四大元素とは、火・水・空気・土の4つのことで、これら4つの元素のエネルギーがカードにも大きな意味を与えています。
どのスートがどんなエネルギーを持っているのか、ここを理解することでタロットの小アルカナはとても分かりやすくなると思います。
ペンタクルの4はこういう意味、8はこう・・など、このカードはこういう意味という暗記の勉強の仕方ではなく、
このスートはこういうエネルギーを持っているということを理解すると、だからこの絵が描かれているのか~と思えるようになります。
こっちのほうが絶対にわかるし楽しいと私は思いますよ~^^
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