タロットで自分を占ってはいけない？タロット占いにタブーってあるの？

タロットでは自分のことを占ってはいけない

カードは浄化しないといけない

新しいカードを開封するときは儀式を行う

このようなお話、聞いたことありませんか？

私もよく聞かれるのですが、それってなぜなんでしょう。

今回はこのことについて、書いていきたいと思います。

タロットに対するイメージ

上記のような主義の人も話を聞いてみると、自分が習った先生がそう言ってたから・・ということもよくあるようですね。

そして元をたどれば、カードは浄化が必要、開封するのに儀式をするという考え方は、タロットに邪気的な念が入るという考えがあり、

それは占いに対して、神聖なものという捉え方やスピ的なイメージを持っているからだと思います。

とくにタロットに関してはその要素が強いですよね。

こういう神秘的なイメージではないでしょうか。

タロットで自分を占うこと

私は今でこそほとんど自分のことを占うことはないですが、以前は練習のために何度も何度も占ってました。

何より、せっかく占いを勉強して、まず自分のために使えなかったら意味がない。

自分のことならいつでも占えるし、そのカードが出たときはこうだという検証もできる！

私も練習中は毎日、自分を１枚引きで占って、そのあとどんな日だったのかをノートに書いて検証してました。

これがすごくためになったし、どんどん自分を占って練習したほうがいいと思います。

自分のことを占うのは難しい

でも自分を占うのは意外と難しいです。

「自分のことは自分が一番よく知っている」「自分のことだから何でもわかってる」と思ってるから。

確かに自分のことは自分が一番知っているかもしれません。

だけど何でもわかってるのかというと、わかっていないこともたくさんあります。

自分のことはすべて把握しているように思っていても、それは実は決まった角度から見たものだからです。

見えていない部分もある、ということですね。

自分が気づいていないことがカードに出る

そして思い通りにいかずに悩んでしまうときは、この見えていない部分に原因があることも多いのですが、タロットが示すのはまさしく「自分ではわかっていない部分」です。

どうしても「自分が理解している自分」の範囲内でカードを解釈してしまうので、自覚のないことが出ると読めなくなってしまいます。

そういう意味からも、自分のことは占わない方がいいと言われているのかもしれません。

占いは神秘的なものなのか

占いに神秘を感じるのは、ごくごく自然なことです。

やっぱり目に見えない世界のことを扱ったりするわけですし、不思議なぐらい当たってると感じることもよくあるので。

何より、世間的にそういうものだととらえられているし・・

そしてこの神秘的な部分に嫌悪を感じる人が少なからずいるのも自然なことですよね。

これって人それぞれ「感じる」ものであり「感覚的」なものなんです。

感覚なので、そこに正解はないかなと私は思います。

タロットカードの浄化とか儀式について

カードは浄化が必要、開封するときは儀式をする、知りたいことを念じながらカードを引く、これらも全部感覚的なものかな～と思うんです。

これが必要だと感じる人には必要で、やらなかったら影響があると感じれば影響がある。

逆に、そういうものは関係ないと感じれば関係ないかな・・と。

だからね、私はそれぞれの感じるようにカードを扱うのが一番いいと思います。

神秘的なものとして感じるなら神秘的なものだし、現実的に扱うならそれもよし！！です。

こうじゃなきゃいけない、というものではないかなと。

カードを神聖化しない

だけど、カードを絶対的なもの、自分よりも上の存在のものなど、いわゆる神聖化してしまうのは違います。

なんでも知りたいことを教えてくれる、願いを叶えてくれる存在ではありません。

というよりカードに示されることはめっちゃ現実的です。

無理なことは無理だと言われるし、バッサリ切られることもあります。

カードの扱いは自分の感じるようにしても、リーディングは客観的な視点で絵をそのまま見る、ここが大事です。

まとめ

タロットで自分を占ってはいけないとか、カードは浄化しないといけないなど、タロット占いでタブーと言われることがあります。

だけど、そこに答えというものはなく、それぞれが感じるままに触れることが一番です。

自分を占ってはいけないというのも、主観を入れてしまい本来カードが伝えていることと違うように読んでしまうということも関係していると思います。

ただ、カードを神聖化してしまってはいけません。

タロットは願いを叶えてくれる魔法のようなものではなく、自分の気づいていないことを客観的に示しています。

自分の答えを決めるのはカードではなく、自分自身です。

タロットは答えを出すための情報を、様々な角度から教えてくれるにすぎません。

ここをしっかりつかんでいたら、カードの扱い方は自分の自由でいいのではないかな～と思います＾＾