タロット占いをするときの質問に多いのが「どうなりますか?」というものだと思います。
付き合っている彼との今後はどうなりますか?
今の仕事を辞めて、転職したらどうなりますか?
今、受けている誘いを受けたらどうなりますか?
などなど、ほかにもたくさんありますね。
これらは、どうなるのかを知りたいということはもちろんですが、そこには「こうなってほしい」という、自分が望む結果が必ずあります。
彼との付き合いをずっと続けていきたい。
いずれは結婚したい。
転職して、やりがいのある仕事に就きたい。
人間関係に恵まれて、楽しく働きたい。
誘いに応じることで、自分にとってプラスの結果を得たい。
誘いを断って後悔したり損をしたくない。
このように、こうなってほしいというカタチがあるから、じゃあ果たしてそうなれるのか?と不安になってしまうんです。
どうなるのか?という質問の裏には大きな「期待」があるということです。
もちろんそんな時に望んでいるのは
あなたの想いは叶いますよ
うまくいきますよ
というカードが出ることだと思います。
大丈夫ですよ!とカードに言ってもらえると安心ですものね。
ここで気をつけたいのが、ついその「期待」に応えたくなるということです。
自分以外の人を占っている時は特にそうですね。
相手が期待している答えがわかってしまうと、そうなるための占いになってしまいがちです。
だけど、実は「大丈夫ですよ!」というカードはタロットにはありません。
思い通りになるカードの代表格である魔術師や皇帝が出たとしても、必ずそこには「自分しだいで」ということが付いてきます。
「自分しだいで」思い通りにできる、「やり方しだいで」うまくいく、という前置きが付いてくるんです。
絶対に大丈夫だというカードはないし、占う側がそう断言するのはある意味、無責任と私は思います。
なので、カードを読む時には「こうなってほしい」という期待を外してカードを客観的に見ることがポイントです!
自分しだいなのか、まずやるべきことがあるのか、今は待つしかないのか・・
カードが何を伝えているのかをそのまま受け取ることが大切なのです。
その視点でカードを見ることができれば、タロットの読み方はガラッと変わりますよ!!