何かやりたいことがあるけど、ちょっと自信がない時は誰かに背中を押してもらいたいもの。
その背中を押す役割をタロットに求めることも多いのではないでしょうか?
カードにGOサインをもらって心置きなく突っ走りたい
そんな思いからカードを引くのだと思います。
だけどそんな時、なんか背中を押すにはビミョーなカードが出ることもよくあります。
キョウコ
ねこちゃん
隠者
キョウコ
隠者は今すぐに決めない
隠者は背景がグレーで一見するとちょっと寂しげなイメージのカードですよね。
一般的なカードの意味でも「内省」とか「孤独」というワードが出るので、キーワード的にも明るいカードでないことはわかります。
さて、では「思うように行動してもいいの?」という質問で「隠者」が出たらどう読むのか。
ここで大事なのがいつものごとく、
カードを質問の答えとして読まない
ということです。
もし隠者を質問の答えとして読むと「行動しないほうがいい」とか、「うまくいかない」とか
とにかく答えは『NO』寄りになってしまうのではないでしょうか?
ねこちゃん
だけど隠者はイエスでもノーでもない、
まだ決めなくていい
というカードです。
隠者の持つ世界観
隠者はこれまで自分が歩んできた道をランタンで照らしています。
これまで歩んできた道=過去
自分の過去に光を当て、振り返っているんです。
なぜか?それは未来に進むため
未来に進むために一度立ち止まって、よーーく考えています。熟考ってやつですね。
納得いくまで突き詰めて突き詰めて考えて答えを出す
そんな人物です。だから経験豊富なおじいちゃんの姿で描かれています。
たしかに孤独なカードではありますが、あえて「独り」になって考えているんです。
「疑問」を持って考える世界
隠者は「なぜ?」「これって何だろう?」など、疑問を持って考える世界です。
例えば「タロットを勉強したい」なら
なぜタロットを勉強したいんだろう?
タロットを勉強することで何が得られるの?
そしてそこから出た答えについても、さらに深ーく考える。
ただ、何をどう考えるのか、そこに正解も誤りもありません。
とにかくその問題についてじっくり考えることが大事だということです。
なんなら考え続けて「そもそも人生って何だろう?」「私の存在ってなんだろう?」まで突き詰めてもいいんですよ。
考えれば答えは見つかる
隠者はよく考えて、納得して自分で答えを出すこと。
考えればやがて答えが決まることを示しています。
何かやりたいことがある時に、これまでの経験を振り返って「どこが良かったのか、どんなところが悪かったのか」と疑問を投げかけて考える人と、
全然考えないし過去を生かそうとしない人では
どっちの未来が明るいと思いますか?
隠者の言ってることってそういうことです。
後悔のない選択をするために
ただ、タロットに答えを求めると「すぐに決めたい」という場合が多い。
これは当然だとは思います。
答えが欲しいからタロットに聞いてるわけなので・・
だけどそういう時ほどよく出るカードです。
鑑定で隠者が出た時に
「考えるの苦手なんですよね~」「私、感覚で生きてるんで」
って言う人もたまにいます。
「え~決めてください」って言われたこともありますが・・
考えなきゃいけない時ってあるんです
私もやる気になってるときに隠者が出ると、ストップかけられたみたいで出鼻をくじかれた気持ちになります。
だけど、その「やる気」が本物か?と言われると、そうではないこともあるんですよね。
だからこそ、なぜそれをやりたいのか?と一旦立ち止まって考えてみることってすごく有意義なことだと思います。
もちろん勢いで進めばいい時もあります。が、隠者が出たのなら
隠者
ちゃんと考えて自分で決めなきゃ後悔するよ
ということです!!
今すぐ決めなくてもいい
とことん自分を見つめ直して考える
そんな時間もたまにはいいんじゃないでしょうか^^