タロットのリーディングにつまずく原因のほとんどはここにあります

 

タロット占いをする時は、まず何か質問をしてからカードを引きますよね。

だけど、いざ引いたものの

・カードをどう読めばいいのかわからない
・質問の答えとして結び付けられない

など、リーディングでつまづく人は多いのではないでしょうか?

 

そうなると、ピッタリの意味を探してネット検索をしたり、タロット本をあちこち読んだり・・

タロット占いを自分で出来たらとても便利なのですが、毎回そのような作業では楽しめないですよね。

 

実はこれ、占いのやり方がそもそも違っているんです。なぜなら、

タロットは質問の答えを教えてくれるわけではない!!

ここをしっかり理解すればあなたのリーディングは劇的に変わりますよ。

 

タロットは質問に答えてくれない

 

タロットで占いをしようと思うのは、何か聞きたいことや知りたいことがあるときだと思います。

ちょっと気になっていることからめちゃめちゃ悩んでいること、アドバイスを知りたいなど、状況により質問は様々ですが、望むのはその質問に対する答えですよね。

 

だけど、タロットは質問に答えてくれるとは限らないんです。

そこを質問の答えとして解釈しようとすると「読めない」「わからない」となるのは当然かもしれません。

 

カードを質問の答えとして解釈する占い方

 

質問に答えるとは、例えば

「彼は私をどう思っていますか?」という質問だとしたら「彼はあなたをこう思っていますよ」
「転職する方がいいのか?」という質問なら「したほうがいい」もしくは「しないほうがいい」

のように、出たカードを質問の答えとして見る占い方になります。

 

これは自分の知りたいことを知るための占い方ですね。つまり自分目線でカードを見ています。

自分目線なので、自分の思っていることや知っていること、想像できる範囲内でカードを解釈してしまうんです。

そうなると、自分の想像を超えたメッセージが出たらどうなるでしょう?

 

大事なのはカードからの視点、自分以外の客観的な視点を知ること

 

自分目線でカードを見てしまうと、自分の認知していることや想像を超えたメッセージが出ると「わからない」となるか、自分の知っている狭い範囲でカードを解釈してしまいます。

だけど、タロットカードの一番すごいところは

自分の視点とは違う、まったく違う視点からのメッセージが得られること

 

悩みや迷いがある時はとくに、自分の視点や考え方から問題を見るから解決策が見えないものです。

そんな時、タロットは知りたいことの答えではなく

ねこちゃん

あなたの知りたいのはそこかもしれないけど、今あなたに本当に必要なのはこっちよ

自分を超えたところからのアドバイスをくれていると思ってください。

 

カードが示していることが本当の意味での答えになる

 

一般的にタロットは質問をしたら答えてくれるというイメージがあるかもしれません。

だけど、それは日本で定着してしまったイメージです。日本での主流は「質問」もしくは「質問者」がメインの占い方になってしまっています。

だけど、タロットの本場である欧米ではカードがメインの占い方が主流です。

 

タロット占いでのメインは質問ではなく「カード」

 

カードメインの占い方は、質問に合わせてカードを解釈するのではなく、どんな質問であってもカードが示していることはいつも同じです。

例えば「正義」のカードが出たとしたら、恋愛で占っても仕事で占っても、引っ越しで占っても「正義」のカードの意味は同じだということです。

 

もちろん未来を占っても、彼の気持ちを占っても、転職について占っても同じです。

カードの意味は変わらないので、リーディングにつまづくことはありません。

 

タロットリーディング例・大アルカナ「正義」のカードが占いで出た場合

 

正義のカードの持つ世界とは


ウェイト版「正義」


マルセイユ版「正義」

正義のカードは天秤を持っています。このカードは天秤が釣り合っていることが正しい世界なんです。

どんな問題でも秤にかけて比べること。比べて判断すること。

しっかり頭を使って客観的に判断する
天秤が釣り合ったバランスのとれた状態

感情に流されたり、直感で判断するのではなく、しっかりとメリットやデメリットを比べたり損得勘定もする。

そして、自分の行動と結果が釣り合うバランスのとれた世界なので、やればやった分だけ成果が上がる正しい世界です。

 

タロットで転職を占って正義が出たら・・

 

「転職した方がいいのか?」という質問で正義が出た場合、質問メインとカードメインではリーディングはどう変わってくるのか。

質問メインの占い方の場合

質問に答える占い方だと「転職したほうがいい or しないほうがいい」という答えとしてカードを読みますね。

そうなると、正義の場合はどちらを選んだ方がいいのでしょう?

 

バランスを意味するカードだから、転職すればバランスよく仕事をこなせそうだな。じゃあ転職した方がいいのかな。

でもそれなら転職してもしなくてもバランスよくできるとも読めるし・・

ここで「わからない」「読めない」という迷路に入る人が多いのではないでしょうか。

バランスっていうキーワードはあいまいだからわからなくて当然!

キョウコ

カードメインの占い方の場合

カードがメインの占い方は、どんな質問でもカードが伝えていることは同じ!

自分目線でカードを答えとして解釈するのではなく、自分を離れた目線から問題を見つめています。

この場合は正義のカードの目線で問題を見つめてみることを促していることになりますね。

正義は、天秤に乗せて比べて判断することが大切で、天秤が釣り合うことが正しい世界です。

 

転職した場合、しなかった場合のメリットやデメリットを天秤にかけてしっかり比較して考えて決めること!

 

つまり「じっくり比較検討して自分にとって得な方を選べばいい」ということですね。

正義のカードは、するかしないかの答えは教えてくれていないんです。

ねこちゃん

隅々まで比べてよく考えて答えは自分で決めてね。損か得かという視点が大事よ

 

タロットはカードそれぞれが持つ世界がある

 

タロットは一枚一枚が持つ世界が絵に描かれていて、そのカードの絵にはとても大きな意図がこめられています。

そして、そのカードの世界は質問に合わせて変わることはありません。

 

どんな質問であっても、カードがメインなんです。

カードが伝えていることはブレません!!

 

対して質問メインの占い方は、同じ正義のカードでも質問が違えばカードの読みが違ってくることが多々あります。

 

恋愛だとこういう意味だけど、仕事だとこっちの意味、引っ越しならこう・・というように、質問に合わせてカードが伝えていることがブレます。

 

そうなると、本来カードが伝えようとしていることが置き去りになってしまいますよね。

 

まとめ

 

カードのリーディングにつまづくことの原因のほとんどは、カードを質問に合わせて解釈しようとしているところにあります。

どんな質問であれ、カードが伝えていることはいつも変わりません。

 

質問の答えを教えてくれるとは限らない

 

この視点を持ちながらカードを見ることが大切です。

何よりも、カードが伝えていることを見逃さないために「カードメイン」の占いをおススメします!!