タロットにはコートカードと呼ばれる、人物が描かれたカードがあります。
コートカードは問題に関係する人物や自分自身について知ることができ、うまく使えば占いの幅がグンと広がります。
ぜひコートカードを理解していきましょう!!
コートカードについて
タロットカードには「ワンド・カップ・ソード・コイン(ペンタクル)」という4つのスートと、そのスートのエネルギーを持った「キング、クイーン、ナイト、ペイジ」という4つの人物像があります。
例えばワンドの場合だと
・ワンドキング
・ワンドクイーン
・ワンドナイト
・ワンドペイジ
という4人の人物です。
これらの人物が描かれているカードをコートカードというのですが、
4つのスート ✕ 4人の人物=16
全部で16枚のコートカードが存在することになります。
コートカードの人物像
コートカードの人物は、4つのスート「棒・杯・剣・金貨」のどれかを手に持っていますよね。
これはそのスートの性質を持っているということです。
キョウコ
そして「キング・クイーン・ナイト・ペイジ」の4人の人物は、自分の持っているスートの性質の「習熟度」が違います。
順番で言うと、キングが一番「習熟度」が高く、次にクイーン、ナイトでペイジが一番下です。
キングがそのスートの性質をマスターしているとすると、ペイジはまだこれから習っていこうとしています。
例えばワンドのキングとペイジで見てみると・・
ワンドキング(ウェイト版)
ワンドキングは棒を片手に椅子に腰かけて余裕がありますよね。
もうワンドのエネルギーを使いこなすことができるので、自分の熱意や直感をもとに行動できる人です。
そしてその熱意をもって人を動かすリーダーシップもあります。
ワンドペイジ(ウェイト版)
一方、ワンドペイジは棒を両手で握りしっかり見つめています。
まだこれからこの棒の使い方を学んでいくところなんです。
熱意はあるけれどそれをどう使っていけばいいのかわからないし、すぐに冷めてしまうかもしれませんよね。
このようにコートカードにはそれぞれのスートの性質を持った習熟度の違う人物が16パターン描かれています。
コートカードのリーディング
実際にカードをリーディングする時の最大のポイントは、コートカードが出たら「人物」として見ることです。
コートカードはどんな場合でも、自分もしくはほかの誰かとにかく人物をあらわす!
ここをあいまいにするから難しくなるんです。
ねこちゃん
キョウコ
コートカードは人物として見る、これだけで占いはかなりわかりやすくなります。
障害の位置に例えば「ソードクイーン」が出たとしますね。
この場合、ソードクイーンのような人物が障害になっているということです。
自分なのか、ほかの誰かなのかはここではわからないですが、こういう人物が影響してそれが障害になっているということが読み取れます。
人物像を想像する
人物として見るということは障害に限らず現状、未来、環境、結果など、どの位置に出ても同じです。
現状なら今の自分をあらわしているか、もしくはこういう特性の人物が今関係しているということになります。
背景は変化しても、カードがあらわす人物の特性自体は変わらないんです。
そうなると大切なのは、コートカードの人物の特性を理解すること。
例えばソードクイーンならクールで知的でしっかりした人。合理的で仕事もそつなくできそう。でもちょっと近寄りがたい雰囲気かも?みたいな。
そのカードの人物像を自分なりに想像してつかむことですね。
意味の暗記ではなく人物像をつかむこと
そしてどのポジションに出ても人物として見ること
これがポイントです!!
まとめ
タロットカードは小アルカナと大アルカナの2つに分類でき、さらに小アルカナは「コートカード」と「数字のカード」に分けられます。
コートカードにはそれぞれの特性を持った人物像が16パターン描かれていて、その特性を持った「人物」として見ることがポイントです。
人物像が見えてくると、例えば今の状況に影響をあらわす自分の特性が見えたり、どういう行動をとりがちなのかを想像できたりします。
どう取り組むべきか、足りない部分はどこか、大いに活かせる武器は何か、何に気をつければいいのかなども見えてきます。
そうすると占いの幅が広がるし、リーディングが楽しくなりますよ~
ぜひ、コートカードのおもしろさを感じてくださいね^^
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