タロット大アルカナ「魔術師」について

こんにちは、願望実現ラボ キョウコです。

今回は、タロット大アルカナ「魔術師」について解説していきますね〜

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魔術師は1番なので物語でいうとスタート地点にあたります。

今から何かを始めていく段階なのでまだどうなるかは決まっていない、まったく白紙の状態。

ただ、スタートはいつでもできる状況にあるし、白紙ということはこの先を自分で自由に作っていける。

なんでも書き込んでいけるということですね。

なので魔術師が出たら、スタートすることが必須です。

 

1番という数字に注目してみると

「1」というのは「0」が「1」になることなので、無から有になる段階にあります。

 

何もないところに、点が生まれて

そして周りには何もないのでどの方向にでも進んでいける本当に自由な状態。

 

何もないところにパッと

これやりたい!
あれが欲しい!
そこに行きたい!

などのひらめきが生まれて、それを行動することで形にしていく場面なんです。

 

日常でこれが欲しい!とかやりたい、行きたいとかは何回も思うことで、それこそ1日に何回も思いついていると思います。

だけど思いつくだけでは形にならない。0のまま。

何か具体的な行動を起こすことで思いつきが形になっていく、つまり0が1になるんですね。

 

で、魔術師はその0を1にするポジション。

思いついたことを形にするためにやると決めて一歩踏み出す段階にあたります。

それがスタートするということですね。

 

私の例で言うとつい最近なんですが

高知県に行っておいしい鰹が食べたい
ちょうど今5月で初鰹、旬の時期やん

と思いついて、

でも思いついたものの

まぁ今月中にはちょっと無理だよなーってそこで終わっちゃった。

思いついただけで何も行動していないから0のまま。つまりスタートしなかったんですね。

 

スタートしないので当然現実化もしないのですが、なんでスタートしないかというと

やると決めてないから、です。

高知に鰹を食べに行きたいという思いついて、「食べに行く」と決めたら、今月中にはいけないから無理だよなーとはならない

スケジュール的に厳しくても、行くことが前提なんだからどうすれば行けるかを考えますよね。

飛行機で日帰りとかでも行けるし、一緒に行く人がいなくても、やると決めたんなら1人でも行ける

なんでもそうなんですが、無理っていう視点で見るから無理なだけで「やる!」という視点で見れば、できることはあるんです。

 

魔術師のカードを見ると、机の上にはいろんな道具が置いてあるので、スタートするための道具は揃ってる。

なので魔術師の位置にいるなら「やる!」と決めて目の前のできることをやればいいだけで、それが大きな一歩でなくてもいい。

とにかく小さくても一歩踏み出してスタートすることが大切なんです。

 

昔話の桃太郎でも、おばあさんが川で洗濯してるときに桃がどんぶらこって流れてきたのを見て

拾って持って帰りたいと思いついてから「よし、持って帰ろう」と決めたから実際に拾い上げて持ち帰った。

だから物語がスタートしたんですよね。

拾って持って帰りたいと思っても

でもあんな大きい桃持って帰れないし、とか
川に入って溺れるかもしれないしとか

思って迷ったらもう流れて行っちゃう。すると物語は始まらない。

やる!と決めて、目の前のできることをやることで物語はスタートするんです。

 

ではここで具体例をあげて解説していきますね。

AかBかの2択で迷っていてどっちにすればいいですか?

という質問で「魔術師」が出た場合。

 

大事なのは、魔術師を答えとして読まないこと!!

ここでAかBかの答えとしてカードを読もうとするとわからなくなります。

 

魔術師はAともBとも言ってませんよね。

 

今魔術師の位置にいるということは、自由に好きなように、自分の思い通りの世界を作っていけるスタート地点にこの人はいるということです。

AかB、どっちにしたらいい?という質問をする時って

選択を間違えたらうまくいかないとか
選択しだいで未来が変わる

と思ってます。

 

だけど魔術師は自分しだいで未来を作っていける世界なので

今、自分が自由に思い通りにどんな方向にでも進めるポジションにいるとしたらAかBどっちを選ぶの?

って言ってるんです。

なのに選択しだいで未来が変わるという視点で見ているから答えが決められない。

それが問題の本質なので、そこから

自分しだいで未来を自由につくっていけるとしたら

という視点にチェンジすることで、本当はこうしたいという答えは自分で出せるし、そうなるとできることが見えてくるものです。

 

占う側に重要なのは、質問の答えを出してあげることではなくて

その人の今いる立ち位置の視点に変えてあげることなんです。

「AかBどっちがいいでしょうねー」

って相手と同じ視点でカードを見てたら、その人が何に悩んでるのかはずっとわからないままになってしまいます。

 

今自分が立っている位置と違う視点で見ていると答えは出せないし、だからうまくいかないと感じる。

それって東京駅に降りて北海道の地図を見てるようなものなので、東京にいる視点に移してあげれば、見えていなかったことが見えてきますよね。

難しく考えてしまうことも多いですが、タロットの役割ってとてもシンプルです。

 

魔術師の世界にいるなら

今は自由に自分しだいで進めるし、道具も揃ってる

この視点が大切ですよ〜!!