大アルカナ一枚引きのリーディングが変わる

こんにちは、願望実現ラボ キョウコです。

今回は、ウェイト版タロット大小2つのアルカナから大アルカナをテーマに書いていきますね。

動画で見たい方はこちらから

 

タロットは大、小2つのアルカナに分けられているんですが、 大、小と言うだけあってやっぱり大アルカナのほうが重要です。

だけど小アルカナのほうは絵を見ればなんとなくわかるカードも多いのに、大アルカナって絵を見ても何を伝えようとしているのかよくわからないと感じませんか?

 

私自身もタロットを勉強し始めた頃は大アルカナがよくわからなくて、正しい意味を探してネットめぐりをしてました。

だけど、カードの意味以前に大アルカナが何を表しているのかという大前提を理解した時に、カードに対する意識が変わってリーディングもガラッと変わったんです。

そもそもの捉え方が違っていたことに気づいたんですね。

 

タロット大アルカナが教えてくれているのはざっくりいうと「あなたの立ち位置」です。

大アルカナが1つの物語だとしたら、そこに22の章があって、あなたが今この章の位置にいるとイメージしてもらうといいかなと思います。

 

物語の第1章にあたるスタートが1番の「魔術師」

最終章となるゴールのカードは21番の「ワールド」です。

一般的な小説がそうであるように、物語が始まり完結するまでには

順調な時もあれば困難な時もあり
勇気を出して挑戦することが必要な時
悩んだり考えたりする時
仲間ができて楽しい思いをすることもあれば
裏切られて痛い目にあって

だけどそんな経験があるからこそ成長できるし、思いがけない幸運が起こるなど、どんな場面も物語の構成上、大切な場面でゴールまでには必要な道のりですよね。

大アルカナはそんな人生の物語の大切な一場面を切り取ったものが、それぞれ1つの世界観としてカードに描かれています。

 

良いカード、悪いカードと「吉凶」で分けられることも多いですが、本当は良いも悪いもなくてすべてのカードが重要な場面の1つなんです。

 

さて、 大アルカナは自分の立ち位置を教えてくれるということは当然、

今自分がいる立ち位置に合う行動すること

が大切です

 

魔術師の章にいるなら立ち位置はスタート地点なのでとにかくスタートする、

女帝の章なら自分の世界を横に広げていく位置にいるので、努力するよりも楽しむことを優先する、

逆に皇帝なら横ではなく上を目指す位置なので、楽しむことよりも努力して成長する、

吊るし人だったら動けないことを受け入れて何が足を縛っているのかを考える

など、

カードの場面に沿った行動をすることで物語は次の章に進むということ。

今の自分の立ち位置に合わないことをしている限り先には進めないし、そんな時に人はうまくいかないと感じます。

 

では具体例を挙げて考えていきましょう。

やりたいことがあるけどなかなか行動できない。どうすれば行動できますか?

という質問でカードを引いて「戦車」が出た場合。

戦車は物語で言うと挑戦とか冒険など、行動すること大切さを知る場面。

欲しいものを手に入れるために限界を超えた挑戦をする、みたいなめちゃめちゃ能動的な世界なんです。

つまり、動けないなんて言ってる場合じゃない。

あなた今、戦車の章なんだからうまくいくことだけを見て動きなさいって言ってるんです。

ごちゃごちゃ言わずにやれよ!って。

動かなきゃどうにもならない世界にいながら、動かずにうだうだやってるからうまくいかないんですね。

 

では同じ内容でカードを引いて、それが悪魔だったら

物語の途中には、ラクなほうに流されたり、夢を追いかけるのを諦めかけたりとか、なんか主人公のちょっと弱い部分が出る場面ってあったりしますよね。

悪魔ってそんな流されたり諦めたり、後ろ向きになる世界

よくない考えとか思い込みに囚われちゃってる状態にあるんです。

ただ、実はその囚われの状態にいることを自分で選んでいます。

なぜかというと、そこにいることにメリットがあるから・・

 

だからこの場合も、本当は動けないのではなくて、無意識に動かないことを選んでるんですね。

動かないことにメリットがあるから。

 

動けないと思っているからどうすれば動けるんだろうということばかり考えちゃうけど「動かないことを選んでいるとしたら」という視点で見たら、

なんで動かないんだろうと自分を見つめることができる。

すると気づいてなかったことが浮き上がってきます。

 

例えば、周りからはやめた方がいいと言われていて、反対を押し切ってそれで失敗したら何を言われるかわかんないよなーと思っている自分がいるとしたら

動かずにいることで周りに迷惑をかけずに済むとか、笑われずに済むというメリットがあります。

それは人の意見とか周囲の評価に囚われているということなんです。

 

ほかに動かない理由が、やりたいことをやるためには今の仕事を辞めなきゃいけない。

それでうまくいかなかったら、収入がなくなるという不安が浮き上がってきたら

今のままでいるほうが収入は約束されるというメリットがあるし

お金とか安定というものに囚われているんですね。

 

やりたいことをやるよりも、人目とか評価とか安定とかお金を重視しているから動かないことを選んでいて

だけどそこに気づいていないから、なんで動けないんだろうとめちゃめちゃ悩んで自分を責めてたりするんです。

だから今必要なのは、動けるようになることではなくて囚われに気づくこと。

動ける方法を探してばかりいるから先に進めないし、そこが問題の本質です。

 

このように大アルカナからは、自分が立っている位置、物語の中のどの章にいるのかを知ることができます。

その立ち位置から今の問題を見てみると、必要な行動がわかってくるし、うまくいかない理由も見えてくる。

あなたはこういうことをしようとしてるけど、大事なのはこっちだよという問題の本質を教えてくれるんです。

 

この捉え方がしっかり腹落ちすると、大アルカナ一枚引きだけでとても深いリーディングができるようになるので、ぜひ

今自分はこのカードの位置にいるとしたら

という視点で問題を見つめることをやってみてくださいね。