先日、講座で大アルカナ1枚引きのリーディングをみっちり行いました。
自分でカードに自由に質問をして占うのではなく、私から課題を出して取り組んでもらうスタイルです。
どういうことかというと、たとえば課題の一例ですが
- 「転職したらどうなりますか?」という質問で「魔術師」が出たら
- 「不倫中の彼との今後はどうなりますか?」という質問で「太陽」が出たら
考える時間を取ってそれぞれ同じ課題でリーディング、そして自分の読みを発表していき、みんなで考察する。
8問くらい出したんだけどだんだん難しくしながらね^^
もう長く通っている生徒さんたちなので
・カードについてきちんと説明できること
・質問に答えようとしない
・カードを良い、悪いで見ない
・答えではなく問題の本質としてとらえること
というところを意識しながら、しっかりこれまでの復習をしていきました。
タロットリーディングを練習しましょう
ではここではタロット練習編として、上記の課題より
「転職したらどうなりますか?」という質問で「魔術師」が出たら
について考えていきたいと思いまーす。
まず、魔術師はどんなカードなのか。
魔術師は1番のカードです。ということはスタート!
そしてテーブルの上には「棒、剣、杯、コイン」が置かれていますね。
タロットではこの4つがあるということは「すべてそろっている」ということなんです。
つまり必要な道具はもう目の前にあって、あとは始めるだけ。
ねこちゃん
キョウコ
だけどここで気をつけたいのが、「転職したらうまくいきますよ」ではないんです。
魔術師は自分で自由につくっていく世界の始まりです。
目の前にある道具のどれを使うのもどんな使い方をするのも自由ですが、この先どうなるかは自分の行動しだい。
つまり、どうなるかはわからないしそもそも決まっていない、まだスタートの段階。
転職したらどうなりますか?という質問なので、どうしてもカードを「うまくいくのかいかないのか」など、未来を知る視点で見てしまいがちですが、タロットのリーディングは
カードを質問の答えとして見ない
ことがポイントです。
「魔術師」のカードが示していることは?
そしてここでも気をつけたいのが、カードを良い・悪いで見ないことです。
タロットに良いカードも悪いカードもありません!!
とくに魔術師のカードは良いカードと見られがちなのですが、これを良いカードとして見てしまうと
転職したらいい結果になりそう
という、転職をすすめる占いになってしまいます。
魔術師のカードが出たら、良い悪いではなく
どうなるかはまだ決まっていないけれど、自分しだい
今、自分ができることが目の前にある
自分からスタートさせなければ事態は動かない
ねこちゃん
キョウコ
つまり、魔術師が出たときは「自ら動いて始める」ことが大切だということですね。
いかがでしょうか?
次はまた違うパターンのリーディング練習を紹介していきますね~
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