タロットで問題の本質を知るということ

 

私にとってタロットは問題の本質を知るための情報ツールです。

タロットをすごく神聖なものとして崇めたい人にはガッカリされるかもしれませんね。

 

だけど
大事なのはカードではなく人であり
目的はその人が幸せになること

タロットはそのためのツールだと捉えています。

だから当てようとは思わないし、スラスラ読みたいとも思いません。

 

とは言ってもタロットを始めた理由は「すごい」と言われたい承認欲求からなので、当初は散々当てようとしてきたし、どうすればスラスラ読めるんだろうと試行錯誤もしましたが・・

そう思ってたときはカードが読めなかったよね
目的が違ってたからカードをそのまま見ることができてなかったねぇ

自分の意識が変わっていくことで、カードの捉え方も変わっていったんだと思います。

 

さて、タロットは一般的に、知りたいことの「答え」を求めて使用されるものですよね。

どうなりますか?(未来)、どうすればいいですか?(方法)とか。

なぜ答えが知りたいのかというと、悩みの解決のため。

答えを知ることで悩みが解決できると思っているからです。

 

だけど未来や方法を知ることは本当の解決ではありません。

 

悩みの根本には「不安」と「怖れ」があります。

不安だから未来がどうなるかを知りたいし、怖いからどうすればいいのかという方法を知りたいのです。

つまり

本当の解決とは「不安」や「怖れ」をなくすこと

にほかなりません。

 

そして、その不安や怖れがどこから来ているのか

ひいては

その人が本当は何に悩んでいるのかを知ることが

問題の本質を知る

ということなのです。

 

例えば

私は結婚できますか?

という質問。

知りたい答えは「できる」or「できない」という未来ですね。

だけど「YES /NO」を知ることが一時の安心になることはあっても、解決にはならないんです。

 

その人が結婚できないことに悩んでいるなら、根本には不安や怖れがあります。

結婚できるかどうかで悩んでいるのではなく、

孤独への怖れや、一人で仕事をして生きていくことへの不安など

奥に潜んでいる「感情」が悩みを作り出すのです。

 

問題に対してどんな感情を持っているのか
それはどこから来ているのか
そして
本当は何に悩んでいるのか

それが問題の本質を知るということです。

 

もちろんカードを見ただけで、本質を知るなんて無理。

カードを元に、無意識にあるものを言語化していくことが必要です。

だから「情報ツール」やねん
でも素晴らしいツールですよ

 

リーディングのコツばかり探している人もいますが、カードはそのまま見ればいいんです。

その情報を元に、自身の内側にあるものを言語化していく

それがリーディングだと私は思います。

 

そんなタロットの使い方をしたい、という人に届けば嬉しいです^^