タロット占い例「今年はどんな年になる?」皇帝(エンペラー)

 

2019年が明けて1カ月が過ぎましたが、今年の自分について占ってみましたか?

今年について見るのなら大アルカナ1枚引きで、そこに「コートカード(人物カード)」をプラスすることをおススメします。

大アルカナで今年はどんな年なのかを見て、それに対して自分はどうなのかがわかるので、占いの幅がグーンと広がりますよ!!

私も先日、タロット講座の練習で生徒さんに占ってもらったのですが、今回はその際に出たカードを占い例としてシェアしますね~

占い例:今年はどんな年になりますか?

 

引いたカードがこちら。

今年はどんな年? 皇帝

私自身 コインキング

 

マルセイユ版で、大アルカナとコートカードそれぞれから1枚ずつ引きました。

ではリーディングしてみましょう!!

 

メインカードが皇帝(大アルカナ)

 

まずは大アルカナから1枚引いたのが「皇帝」。

皇帝は、自分の世界を確立し継続させるカードであり、自分主導で思い通りに動ける能動的な世界です。

カード詳細:タロット・皇帝

 

カードリーディングで気をつけたいこと

 

さて、今年はどんな年になるか?を占ったら、当然「こういう年になりますよ」と解釈したいものだと思います。

皇帝の場合だと

今年は主導権を握って思ったように動けるアクティブな1年になる → なんかいい年になりそう

みたいな。

でもこれ、ちょっと違いまーす

キョウコ

というのも「思い通りに動ける」けれど、動くか動かないか、またどう動くかは本人しだいだから。

皇帝が出ていても主導権を握れないこともあれば、何もせず受け身でいる人だっています。

そもそも皇帝は

自分の世界を確立させ安定させる

主導権を持ち、他を導く

計画的にことにあたる

皇帝

という厳しさとか秩序を持つカードなので「じっとしてても主導権が手に入ってなんか思い通りになりますよ~」ではないんです。

 

大アルカナ「皇帝」が示すこと

 

大アルカナにはそれぞれのカードが持つ世界観というものがあります。

大アルカナは22枚あるので、22通りの世界があるということですね。

 

ということは今年はどんな年になるかを占ったら

今年は「このカードの世界にいる」「このカードの世界を体現する」

皇帝の場合だと、皇帝のカードの世界を体現する1年になるということです。

 

例えば

今年はこれまでやってきたことを形にしていく年

計画的に自分が思うように進めていくことが求められる年

主導権を持つことが大事!

というのが皇帝からのメッセージです。

それなりの覚悟とか意志が必要になりそうですよね。

ねこちゃん

にゃるほど。じゃああとは本人しだいってことやね
そういうこと。
で、次にそこからコートカードを見て推察していきます

キョウコ

 

コートカードがコインキング

 

自分自身をあらわすカードとして、コートカードから1枚引いたのがコインキングでした。(ウェイト版だとペンタクルキング)

 

まず、コートカードで大事なのは、スートと人物のランクをしっかり把握することです。

スートとはトランプで言うところのハートやダイヤなどのマークですね。
タロットではワンド・ソード・カップ・コインの4つのマークに分類されます。

そして人物は上から、キング・クイーン・ナイト・ペイジの4つのランクがあります。

コインキングの場合、スートはコインランクはキングということになりますが、要は

コインを持ったキングさん

です。

スートについてはこちらの記事もご参考に

 

スートが「コイン」

 

コインが持つエネルギーは「土」です。

土から連想される言葉というと例えば、どっしり・大地・土台・雨降って地固まるとか。

お堅いイメージではないでしょうか?

そしてコインと言えば「お金」ですよね。
タロットのコインはお金はもちろん仕事、家族など、生活の「土台」となる大切なものをあらわします。

コートカードのコインってまさしくそんな人物像です。

どっしりとした安定感を求める着実型で、冒険を好まない真面目なタイプ
安定を求めるので、遊びよりお金や仕事を優先させる人

のような感じ。

 

人物のランクが「キング」

 

コートカードのランクは上から、キング・クイーン・ナイト・ペイジ。

キングは一番上のランクということになります。

ここで言うランクとは人としての「成熟度」。つまり一番大人がキング、ペイジが一番未熟です。

 

キングは大人なので、自分の持っているエネルギーをしっかり使うことができます。

例えばコインキングはすでに自分の土台を築いているし安定も手にしています。

仕事もできるし家庭も大事にする、真面目で信頼できる人とか
コツコツ努力しながら一歩ずつ前に進む実直な人とか
冒険はしないけれど、確実な方法を取るから安心してまかせられる人とかね。

 

一方、ペイジは未熟なのでそのエネルギーをまだ使いこなすことができません。

コインペイジは安定したいと思いながらもまだ土台は築けていないんです。

真面目なんだけど堅物すぎるとか
確実なものを求めるあまり決断できないとか
がんばってるけど足もとがまだまだ固まっていない、みたいな。

 

まとめ:総合的にカードを見る

 

では総合的に見ていきましょう。

今年は「皇帝」ということを踏まえて、自分自身は「コインキング」ということです。

 

今年は皇帝

 

自分主導で動き、自分の世界を確立させ安定的に継続させていく年なので、現実的に自分発信で動くことが求められる年になるでしょう。

自信を持つことや責任を持つこと、計画性や決断力が必要な状況にもなるでしょう。

 

そこで皇帝としてふるまうことが大事であり、占いチックに言うなら「今、そこを学ぶ時ですよ」です。

どうしたらいい?と言われたら「やるしかない」し、やらないと前に進めません。

 

私自身はコインキング

 

やるしかないと言われても、自信がなくて動けない人もいれば怖いけどやってみようと思う人もいる。
チャンスととらえていきいき輝ける人もいますよね。

コートカードを見れば、そこがある程度想像できます。

今年はこういう年だけど、そこで自分はどうするだろう・・と。

 

コインキングは自分の土台をこれまで築いてきたし、着実に進むことができる大人です。

皇帝であることが求められる年に対して、コインキングの私はどうだろうと想像すると・・

皇帝の「安定的に継続させる」とか「自分の世界を確立させる」という目線で見ると、それをする力はあると言えますよね。

主導権を握るという点では、保守的なコインですがキングなので、グイグイ行かないかもしれないけれど大事なものを明け渡すこともなさそう。

ただ、即決が必要な場面では迷ってしまうかもしれないからそこは気をつけなきゃ

でもまあ総合的に見ると、皇帝の世界を進んで行く力はあるかな~

とか。

 

コートカードをプラスすると、占いの幅が広がる

 

大アルカナ1枚引きでも、どんな年になるのかということは充分に占えるのですが、そこに自分自身の人物像や成熟度がプラスされると想像が広がります。

 

例えばこれで私自身がキングでなく「コインペイジ」だったら、皇帝としてふるまうことが必要な状況であっても

自分の世界なんて確立できないし、主導権は握れないだろうし、覚悟なんてまだ持ててないし・・

同じ皇帝でも全然違う1年になりそうですよね。

そうなると、行動指針ももちろん変わってきます。

 

そしてコートカードの特性を生かすってこういうことじゃないかな~と私は思います。

 

ただ、そのためにはコートカードについて理解することが不可欠です。

ぜひ、コートカードを生かして占うことを意識してくださいね!!