信用できない、一緒にいると疲弊する
そういう人とは距離を取るのが一番ですが、縁を切ることができない人っていませんか?
縁が切れない理由としては
・付き合わざるを得ない(仕事上の関係とか、ご近所とか)
・長い付き合いだから
・誘われたら断れない
ほかにもいろいろあるかと思います。
ただ、そんな状況を何度も繰り返しているとしたら
それは無意識のパターンであり、もはや習慣。
イヤな人という存在がいることにメリットがあるのです。
人は誰でも潜在意識に「自分はこういう人だ」というセルフイメージや「世の中ってこういうもの」などの思い込みを持っています。
そして無意識にセルフイメージの通りになるように振る舞うし、思い込みに沿った人生を送ろうとします。
・私は人付き合いが苦手だ
・世の中はイヤな人ばかり
など、ネガティブなセルフイメージや思い込みを持っていたら、その通りになるためにはイヤな人の存在が必要ですよね。
だから無意識にそういう人に近づくし、イヤな出来事が起こるように働きかけて
そして「ほら、私の人生ってこうなんだよね」と、イメージをさらに強固にしていきます。
イヤな思いをさせられているようで、実はさせてもらっている、
一見デメリットのようですが、無意識的にはメリットになってしまうんです。
以前
会うと疲弊する友達がいるけど縁を切ることができない
というご相談を受けたことがあったのですが、その方は
自分の人生は誰かにかき回される
という思い込みが出てきました。
思い込みに沿うためには「自分をかき回してくれる存在」が必要ですね。
だから無意識にそういう人をキャッチして、かき回してもらう。
それを繰り返すうちにパターン化していきます。
ご本人も
そういえばこれまでずっと誰かにかき回されてきた
とすごく納得しながらも
自分がそうしているんだ
と気づかれました。
自分は誰かにかき回されるという思い込みがあったこと
そしてそれは事実ではないこと
ここに気づけば意識は変わります。一瞬で。
イヤな人と縁を切ったとしても意識が変わっていなければ、またほかの人を探してしまうだけなんです。
だからイヤな人がいるのに縁が切れないなら
どうやってその人を遠ざけるか
どうしたら無難に誘いを断れるか
ということに頭を悩ませるよりも、
自分がその人から何を得ようとしているのか
その人は自分にとってどういう存在なのか
見つめることが大切です。
受け身でいる限り現実は変わらないですが、能動的に現実を捉えることができれば、何をすべきかが見えてきますよ。