スリランカアーユルヴェーダの旅 5 〜修行編〜

 

コテージに宿泊し、朝はヨガ、そして毎日全身をトリートメントしてもらい、3食おいしい食事付き・・

と聞くとリゾートでのんびりバケーションを楽しんでいるようなイメージですが、アーユルヴェーダの目的はあくまで「治療」です

気持ちいい〜楽しい〜 だけではない

それを実体験として感じた旅でもありました

 

デトックスと体質改善、つまり体の中の良くないものを排出して本来の身体に戻していくことが目的なので、その最中には当然しんどい状況もあるんですね

もちろんそれはわかってた、わかってたよ

でもやっぱりしんどかった〜〜

 

最初に異変が現れたのは4日目の朝

元気に起きた・・はずなのに、朝食を食べるためにレストランに行ったら

食欲ない 胃が重い

気のせいだ、ということにして頑張って食べたものの、昼食時にはやっぱり

食べたくない

 

もう認めるしかない

体が食を受け付けなくなってるんだ、と

 

これがデトックスの影響なのか、慣れないスパイス三昧の食事に体が合わないのかはわからないけど、今は受け付けないことだけは確か

いっぱい出されても食べられないので、食事が提供される前に

オンリースープ プリーズ

と、スープだけ出してもらって、がんばって食べてました

 

そして5日めからは食欲不振プラス「湿疹」にも悩まされました

実は前日から小さいプツプツが手首からひじにかけて出てたんですが、それが徐々に足やお腹、背中と広がっていき・・

このまま顔とかにも広がったらと不安しかない

 

ドクターに湿疹を抑えるトリートメントオイルに変えるから大丈夫よと言われたんだけど、湿疹に変化はなく、ただかゆみは増していって夜はかゆくて寝れなくて

もう辛さがピークであと何日で帰れるんだろうと指折り数えたり

 

湿疹に塗るオイルを処方してもらったんだけど

「ステロイド塗ったらすぐに治るのに・・」

とか考えたりもしてました

 

到着が一緒だったRちゃんも同じ頃から体調が悪くて、頭痛や発熱、食欲不振になってたり、ほかにも仲良くなった人たちと話していると、ほとんどが滞在中に一度はどこか不調が出るようで

ある意味、修行だよね

って話してました

 

すっかりテンションがダダ下がりの私は、翌朝のコンサルテーションで

食欲が戻らない
もうトリートメント休みたい
オイルを身体につけたくない

もしかしたらオイルに対するアレルギーかもしれないとの思いもあって、ドクターにお願いしました

 

ドクター:溜まってる毒素を排出するために今日は下剤を飲みましょう

私:便秘してないのに?(むしろ快便)

ドクター:それでも出るよ

私:え〜怖いなぁ

ドクター:軽い下剤だからお腹も痛くならないし大丈夫よ。3時間くらいで効いてくるから

 

ということで出されたハーブティーを飲んで、部屋で休んでると本当に3時間後に効いてきました

4〜5回は出たかな(・∀・)

全然お腹も痛くなかったし、アーユルヴェーダすごい!

 

そしてしっかり出し切ったら食欲も戻ってきて、この日の夜からはまたご飯がおいしく感じるようになったんです

湿疹はすぐには良くならなかったけど、食欲があれば人はそんなに落ち込まないようで、ここからは気分も上がっていきました

※ドクター曰く「湿疹はデトックスの一環でよくあること」らしいです

 

当たり前だけど、これまで散々乱れた食生活を送ってきておいて、楽しく気持ちよく過ごすだけで本来の身体に戻るなんて無理ですよね

自分の体を大事にしてなかったなーと反省したし「健康」ということに対してすごく考えさせられました

 

といいつつ

塩おにぎり食べたい〜
味噌汁飲みたい〜
クロワッサン食べたい〜

と、煩悩だらけでしたが。。

 

<6>へ続く

スリランカアーユルヴェーダの旅 6 〜振り返り〜