タロットは質問に答えてくれるとは限らない

 

一般的に、タロットで占う時は「何について知りたいのか質問を明確にする」とよく言われます。

 

例えば、好きな人とのことを占うのなら

彼とうまくいきますか?

なのか、

彼は私のことをどう思ってますか?

それとも

彼との相性はどうですか?

なのか、きちんと決めて質問をするといったイメージではないでしょうか。

 

タロットは質問の答えとしてカードを見ないことが大切です

 

タロットは何でも答えを教えてくれる便利な道具ではありません。

必ず聞いたことに答えてくれる魔法のカードではないんです。

 

ぶっちゃけてしまうと質問はなくても占えます!

 

だからこそ、カードの世界観を理解して、そこからどうリーディングするのかが大切です。

 

例えば大アルカナのみの一枚引きで、カードに

「彼は私をどう思っていますか?」

という質問をして「皇帝」が出た場合。

タロット・皇帝|カードの意味と解説

質問に当てはめてカードを読もうとすると、責任感のあるリーダータイプとかしっかりした人だと思っている、みたいな意味になりますよね。

 

でもそれって・・結局、彼は私を好きか嫌いかどっちなんでしょう?

嫌われてはなさそうだけど、女性として見られてない感もあるような。
下手したらビビられてる?かも。

余計に難しいリーディングになってしまうかもしれません。

 

そして、それを質問者に伝えるとしたらなんて伝えるのか?

 

カードが示しているのは答えではなく本質です

 

彼が自分を好きなのか嫌いなのかはどこにも描かれていません。

この場合は、彼がどう思っているのかはカードには出ていないんです。

 

カードが示しているのは質問の答えではなく問題の本質。

彼がどう思っているのかよりも、今大事なのは「自分が主導権を握ること」だとカードは言っています。

この恋は「皇帝」のようにふるまうことが大切ですよ・・と。

 

おそらく待っていても彼からアプローチはしてこないのかもしれないですね。

だからこそ、自分主導で行くことです。

 

彼は私をどう思ってる?

という受け身の視点から

私が好きなんだから彼の気持ちなんて関係ない

という視点に変えなさいよと。

 

シンプルでしょ??

このように、カードを必ず質問に答えとして読もうとすると、全く違うリーディングになるということが起こります。

読み手の勝手な思い込みのリーディングになってしまわないためにも、答えとしてではなくシンプルにそのままカードを見ること、ぜひ覚えておいてくださいね。