
「自分を大切にしてくれない人と離れたいけれど、一人になるのが怖い…」
「いつも自分ばかり我慢する人間関係になってしまう…」
そんな風に悩んでいませんか?
今日は、タロット鑑定でのご相談をとおして、潜在意識にある『自分に対する前提』と人間関係の深い関係についてお話しします。
クライアントのEさんとカードを引きながらお話をしていたとき、こんな言葉が出てきました。
「私は、私のことを大切にしてくれない人とは、もう付き合いたくないんです」
ここでいう「付き合う」は、恋愛だけでなく、職場の人、友人、家族や身内関係も含まれます。
・自分を雑に扱う人
・自分の気持ちを軽んじる人
・一緒にいると、自分ばかりが我慢してしまう人
そういった人たちとは離れたい、と。
言葉で聞くと「当たり前」のことですよね。
誰だって自分を大切にしてくれない人と一緒にいたいとは思いません。
ただ、Eさんは少し不安そうに、こう続けられたんです。
「でも……そうやって関係を切っていったら、私、一人になっちゃいませんか?」
ここに、潜在意識のとても大きなポイントが隠れています。
「大切にしてくれない人と離れたら一人になる」の罠
「離れたら一人になる」と感じてしまうとき、潜在意識では何が起きているか・・?
実はこれ、無意識の中で 「私の周りには、私を大切にしてくれない人しかいない」 という前提(思い込み)がセットされている状態なのです。
もちろん、頭(顕在意識)では 「大切にされたい」 「大切にしてくれる人と付き合いたい」 と思っています。
けれど、潜在意識(無意識)の深いところでは 「私を大切にしてくれる人なんていない」 と思い込んでいるため、「離れたら誰もいなくなる=孤独」という恐怖が湧いてきてしまうんです。
意識のフォーカスを「真逆」にする
そこで、私はEさんにこうお伝えしました。
「『大切にしてくれない人とは付き合わない』ではなく、 『私を大切にしてくれる人と付き合う』と決めましょう」と。
一見、同じことを言っているように思えるかもしれません。
だけど、脳や潜在意識の仕組みから見ると、この2つはまったく別物。
前者の意識:「誰を切るか(失うこと・排除すること)」にフォーカス
後者の意識:「どんな関係を築くか(これから得ること・選ぶこと)」にフォーカス
「今いる人を減らす」のではなく、「これから自分を大切にしてくれる人を選んでいく」。
フォーカスする方向が「失う恐怖」から「これからの未来」に変わるだけで、湧き出てくる感情は180度変わります。
根本にある「私はどう扱われる存在か?」
そして、もうひとつ大切なことがあります。
本当に向き合うべきなのは、人間関係そのものよりも「自分に対する前提」かもしれません。
「私は大切にされない」という無意識の前提があると、せっかく大切にしてくれる人が現れても気づけなかったり、逆に雑に扱ってくる人を「私にはこの程度がちょうどいい」と無意識に受け入れてしまったりします。
表面上は「この人と付き合うか、付き合わないか」という外側の問題に見えても、タロットカードを通して深く掘り下げていくと……
「私は自分をどんな人間だと思っているのか?」
「私は人からどう扱われる価値があると思っているのか?」
という、潜在意識の奥底にある「前提」が見えてきます。
その前提に気づいたとき、初めて
「じゃあ、私はこれからどういう人と、どんな関係を築いていきたいんだろう?」
と、自分の人生を自分で選び直すことができるのです。
セッションの中でこうした「意識が切り替わる瞬間」に立ち会えることが、私は何より貴重で愛おしいと感じています。
みなさんは今、どんな「前提」を持って周りの人と関わっていますか?
今日のお話が、ご自身を見つめる小さなきっかけになれば幸いです。

