
先日のグループ講座でのこと。
受講生のNさんが、娘さんとの関係についてカードを引かれました。
娘さんはすでに結婚して、お子さんもいて、遠方で暮らしています。
お盆に帰省するのかどうかまだ連絡がない。予定を聞きたいけれど聞けない。
「急かしてしまうかもしれない」
「無理して帰ってこさせることになるかもしれない」
そんな気遣いから連絡を止めていたそうですが、娘さんに対してすごく遠慮していますよね。
Nさんもそれは感じていました。
カードを通して整理していくと、浮かび上がってきたのはNさんとお母様との関係。
過干渉気味だったお母様の存在は、今もNさんの中に大きく残っています。
「同じ母親として、母のようになりたくない」
そんな言葉も出てきました。
自分と母親の関係と、自分と娘の関係は、本来別のもの。
頭ではわかっていても無意識ではその二つが重なってしまっていて、娘さんとの距離感に迷っている状態でした。
脳には「不快を避ける」使い方と、「快を求める」使い方があります。
不快を避けようとするほど、意識は不快な状況に向かうのですが「母のようにはなりたくない」は、不快を避ける使い方。
これだと、常に母親の存在が意識の中心にあり続けて、ずっとその影に引っ張られてしまいます。
だから、娘さんとの関係にも影響してしまうんですね。
そこで、快を求める形に変えることに。
「母のようにはなりたくない」ではなく「どんな母親でありたいのか」
そこに意識を移すことをお話しして、終了しました。
すると、別の受講生のMさんがひと言。
「今、娘さんにLINEしてみませんか? お盆どうするの?って」
ちょうどこの日は講座のあとに打ち上げが控えていたので「打ち上げが終わるまでには返信もあるよね」ということで、その場で送ってみることに。
Nさんはかなり緊張した様子だったけど「みんなが一緒にいるときなら、勇気が持てる」と言って送信しました。
そして講座を終えて、打ち上げへ。
みんなで食べたり飲んだりしているうちに、返信が^^
「まだ予定わからないから、確認してまた連絡するね〜」
拍子抜けするくらい、明るい内容の返信でした。
身構えていたNさんは「こんなに普通に返ってくるんだ」と嬉しそう。
その流れで「じゃあ、この場で写真撮って送ろうよ」ということになり、みんなで撮った打ち上げの写真を娘さんに送信。
すぐに返ってきた返事には、お母さんが楽しんでいる様子を微笑ましくみている娘さんの言葉がありました。
「母のようにはならない」
そう思って気を遣っている状態では気づかなかったことが、ほんの少しの行動で現実を動かしていく。
そんな経験につながる出来事でした。
そして、一人ではなかなか踏み出せなかったことも、その場にいたみんなの後押しがあったから動けた。
これはグループならではの醍醐味ですよね。
こうした瞬間に立ち会えることが講座を続けている理由のひとつだと、あらためて感じた一日でした。

神戸元町にて。
東京での写真、撮り忘れた〜(T ^ T)

