タロット大アルカナ「正義」について

こんにちは
願望実現ラボ キョウコです

今回は大アルカナ「正義」について

動画で見たい方はこちらから↓

 

タロット大アルカナは22枚のカード、全部を通して1つの物語を構成していて、その時提示されたカードはあなたの今いる立ち位置、

物語の中で言うなら今どの章にいるのかということを教えてくれています

 

運命の車輪は11番なので、物語では第11章にあたり、

今、自分は物語でいうと正義の章にいる

ということですね

 

カードの絵を見ると「天秤」を持っていますよね

今の問題は秤にかけてしっかり比べてじっくり考えて決めることが大事だと教えてくれているんです

 

そしてもう一方の手には剣を持っていて

曖昧なことを言わずにスパッと割り切って決める意志の強さとか厳しさを持ち合わせています

 

わかりやすくいうなら要は「損得勘定しなさい」の世界。

比較して損か得かを考えて決める、もちろん損しない道に進みなさいと言っています

 

だから

・やるかやらないか
・AかBか

みたいな、2択で悩んでいる時とかによく出るカードかなと思います

 

ただ、正義が出たらやったほうがいいとかやらない方がいいという解釈ではなく

・やった場合とやらなかった場合
・Aを選んだ場合とBを選んだ場合

2つ以上の選択肢で悩んでるならそれをしっかり秤にかけてそれぞれのメリット、デメリットを比べて

どっちを選んだ方が損しないか
どっちに進んだほうが得するか

ちゃんと考えて決めることが必要な世界なんです

 

ただ、この秤にかけるとか損得で見るっていうことに抵抗を感じることってけっこう多い

なぜかというと人には「感情」があるからです

損得勘定で決める人ってちょっと悪い人みたいなイメージありませんか?

あの人は損得で動くとか、褒め言葉では使わないですよね

 

例えば、職場にすごく優しくていつも自分のことを気にかけてくれる、本当にいい人だなと思う人がいて

だけど、その人は要領が良くなくてあんまり仕事ができない・・

一緒に組んで仕事をしたら確実に自分の仕事が増える、もしかしたら成績が下がって査定に響くかもしれないとしたら

これを損得で考えたら、損ですよね

他のもっと仕事ができる人と組んだ方が得するのはわかってます

 

ただ、だからと言って「この人仕事できないから一緒にはやらない」という選択をするのは、いい人だとわかってるだけに抵抗を感じませんか?

人には感情があるので、損得で決めてしまうと良心が痛むことがあるんです

多少、仕事量が増えても一緒にやることを選んだ方が気持ちよかったりしますよね

 

だけど正義の世界にいるなら、この良心はいらない

必要なのは感情じゃなく思考、比較検討して決めること

その答えは限りなくドライであることが多いです

 

正義の世界にいるのに感情に左右されていたらうまくいかないし、それこそが問題の本質です

それはそれ、これはこれ

と切り分けて考えることが大切な世界なので、普段から思考優先の論理的な人はいいんだけど感情優先で生きている人って正義の世界が苦手で

そういう人ほど、正義が出たりするんですよね

 

ではここからはプロになりたい人に向けて、具体例を挙げて考察していきたいと思います

占いでよく扱うお題ですが、彼と別れたほうがいいのか?という悩みで正義が出た場合について考えてみましょう

彼と別れるべきでしょうか?

 

普段は仲良くしてるんだけど、最近自分の体調が悪かったときに全然労わってくれなかった

 

それどころか体調崩したことに苛立っていて、そんな態度にすごく傷ついて悲しかった

 

このまま付き合っていていいのかと彼との未来に不安を感じている

この人が悩んでいるのは、感情面ですよね

「心」が傷ついた、悲しかった、不安、なんです

 

でも正義は、秤にかけて比較検討して思考で決めることが大切なので

彼と付き合うということは、体調の悪さに寄り添ってくれないこともあるし、それによって不安になるかもしれない

これがデメリットだとしたらメリットもあるはずです

お金があるのかもしれないし、体調がいいときにはとても面白いし優しいとか尊敬できるところもたくさんあるのかもしれない

それら全部を秤にかけて比較検討した上で、どうするかを決める

 

ありがちなのが、占う側が心情に寄り添ってしまって

そんな人と付き合っていたら損するのはあなただよ

と別れることを推してしまうことなんですが、それは占う側の主観でしかありません

 

もし、相手が感情で悩んでいることを感じ取ったら、ちゃんと比べて考えて、そして損しない道を選べるように「助言すること」を心がけましょう