こんにちは
願望実現ラボ キョウコです
今回は大アルカナ「悪魔」について
動画で見たい方はこちらから↓
タロット大アルカナは22枚のカード全部を通して1つの物語を構成していて、そのとき提示されたカードはあなたの今いる立ち位置、
物語で言うなら今どの章にいるのかということを教えてくれています
悪魔のカードが出た時は「今、自分は物語でいうと悪魔の章にいる」ということなのですが、
悪魔は「囚われ」の世界です
カードの絵を見ると真ん中に悪魔がいて、その両脇に鎖につながれ囚われている人がいます
この人たちは逃げようともしていないし困った表情もしてないですよね
このカードが出た時は、自分が何かに囚われている状態なんですが、そこにいることを受け入れているんです
なぜかというと、相手は「悪魔」だから
悪魔に魅入られる
魔性
魔が刺す
これらは日常でもよく使われる言葉ですが、
良くないものに惹かれてしまったり、ダメだとわかっているけどやってしまうっていう経験ありませんか?
例えばダイエット中に美味しそうなケーキを見て
だめなのはわかってるけど食べちゃった・・みたいな
「今日はたくさん歩いたし大丈夫だよ」
「明日からまたがんばったらいいじゃん」
って悪魔が囁くんですよね
悪魔ってそんな、ダメな方向に向かっているのに言い訳をして自分を正当化している世界です
楽なほうに逃げてるとか、ずるい考え方になってるとか、ぬるま湯に浸り切った世界
そしてこの2人は人間なのにツノと尻尾が生えてます
この人たちは悪魔の世界に居続けることで堕落して悪魔化しちゃったんです
だから悪魔の世界はずっといていいところじゃないんだけどでもなかなか抜け出せない
なぜなら居心地がいいから
私もそうなんですが、今たくさんの人が陥ってるスマホ依存なんかもそうで
スマホを手放せないのは良くないことはわかってるんです
肩こりとか目にも良くないし、ブルーライトの浴びすぎによる悪影響の不安もある
でもやめられないんですよね
もう必要な時以外はスマホを触らないようにしようって決めても結局触っちゃう
自分の意思でやってるんじゃなくて、スマホに囚われた状態です
だから、悪魔の世界にいる時は今がうまくいっていてもいなくても囚われています
と言われても、今何か問題を抱えているならまだわかるけど、うまくいっているのに囚われてるって何?と思われるかもしれませんね
悪魔の世界ではたとえ順調に行っているように感じていても
心が満たされているというよりは「欲」が満たされている状態なんです
欲が満たされているんならそれでいいじゃんと思う人もいると思います
人の悪口ばかり言っているのが楽しい人だっているし、本人がそれでいいならいいんです
悪魔はそこから抜け出しなさいって言ってるわけじゃなく
ダメだとわかってるのにね
やっちゃうんだよね
やめられないんだよね
っていう魔性の世界
もちろんずっと居続けることは本人にとって良くないけど、抜けようと思っても抜けられない
なぜなら囚われてるから
だからまずは「囚われ」に気づくこと
そこからどうするかは本人しだいです
例をあげて考えてみましょう
別れた彼が忘れられなくて復縁したい
という質問でカードを引いて悪魔が出た場合
ありがちなのが悪魔だからといって「うまくいかないっていうことかな」って悪い方に読んでしまうこと
カードは復縁できるともできないとも言ってません
自分は悪魔のポジションにいて囚われの状態にあるということなので、
純粋に彼のことが好きだから復縁したいというわけじゃない
もちろん好きなのは嘘じゃないとは思うけど、それ以上になんか離れたくない理由があるんです
その理由が悪魔的で、愛じゃなくて「欲望」・「執着」です
問題の本質はそこにある
タロットが示すのは知りたいことじゃなく知るべきことなので、
知りたいのは「復縁できるのかできないのか」という答えや「どうすれば復縁できるのか」という方法かもしれないけど
知るべきなのは自分は彼に囚われているということなんです
ただ、もう諦めればいいのかと言うとそうではない
そもそもやめたくてもやめられないから囚われてるので・・
誰でも自分が囚われてるなんて思ってないので、まずは気づくこと、、そしてそこから
「なんで彼じゃなきゃだめなのか」という、囚われの要因をじっくり引き出していくことが大切です
よくあるのは
この先ずっと恋人ができなかったらどうしようという「孤独への恐れ」
ほかの人に渡したくないという「執着」など
もし、これが誰か自分以外の人のことを占っているとしたら、相手の知りたいことに合わせて「復縁できる方法」を教えようとしちゃうと、囚われの恋愛の後押しをすることになってしまいかねません
問題の本質を読み解く深いリーディングをするためにも、カードの立ち位置から問題を見つめることを意識してくださいね