タロットの勉強をしようと思ったのはなぜですか?

 

ロットの勉強をしようと思った理由は何ですか?

この質問、けっこう聞かれます。

そして多分、私もよく生徒さんに聞いてます。

もちろん正確も間違いもないので、理由は何でもいいんですけどね。

 

ただ、この質問に対する回答はざっくりと2つのパターンに分かれています。(当方調べ。当てにならないかも^^)

タロットを勉強する理由は人によって様々ではあっても結局は

タロットを「ツール」ととらえているか、「目的」ととらえているか

このどちらか。

そしてタロットの学びにつまづくのは「目的型」が多いじゃないかなと私は感じています。

 

「ツール」ととらえるとは・・

ツールとはつまり「道具」。何かを得るため(知るため)に使う道具、手段とも言えます。

自分が目指す目的はほかにあって、タロットはそれを達成する「手段」という位置付けです。

 

例えばタロットを使って

・願望を実現するため
・自分を変えたい
・悩みを解決するため

など目的を果たすための手段ですね。

だからタロットを勉強して占えるようになることは「手段」「道具」を手に入れるということになります。

道具は何かのために使わなければ意味がないので、それ自体を手に入れることが目的ではありません。

 

では占いを「目的」ととらえるとは・・

一方で占えるようになることを「目的」に勉強する人もいます。

何かを得るために占えるようになりたいのではなく、占えるようになることそのものが「目的」です。

 

代表的なのが「すごいと言われたいから」。

こちらは手段ではなく自分を満たすための「特技」を手に入れるためと言えますね。

 

では「手段(ツール)型」と「目的型」どちらが多いかというと、後者です。圧倒的に。

 

なぜなら占いを手段とするなら自分で勉強しなくても、占ってもらえばいいからです。

今は占いの館や無料で占えるサイトもたくさんあるので、自分で占わなくても間に合いますよね。

だけど占えることが目的の場合は、自分で勉強しない限り目的は達成しないので、必然的にこちらが多くなるのだと思います。

 

目的型の根本はネガティブな思い込み

「すごいと言われたい」という思いの裏には承認欲求が潜んでいます。
※承認欲求・・誰かから認められたいと思う感情のこと

自分で自分の価値を認めていない無価値感から、人からすごいと言われることで自分を満たそうとするんです。

 

もちろん上にも書いたように、占いを勉強する理由に正解も間違いもありません。

タロットを勉強しようと思った理由が「道具」でも「目的」でもやることは同じ。

カードの伝えていることをそのまま読む

ただそれだけです。

 

だけど、承認欲求が強すぎるとカードをそのまま読むということがなかなかできないんです。

 

「すごいと言われたい」という気持ちが強すぎると、カードから相手のことを読み取って「当たってる~すごい~」と言われることで自分を満たそうとします。

「当てたい」「スラスラ読む」ということに意識が向かっている状態です。

 

そうなると相手の話とカードが示していることに食い違いがあると、相手の話に沿ってカードを読もうとしてしまうんですね。

結果、カードをそのまま読むことができません。

 

カードの世界観を理解すれば目的はどうでもよくなります

実は私自身も占いを勉強しようと思った理由は、突き詰めると人から「すごい」と言われたかったんです。

今思うと承認欲求の塊でしたね(≧▽≦)

 

だけど、タロットを学んでカードの世界観を理解すればその目的はどこかにいってしまいます。

他者からの承認は必要ない、私は私だということを理解するから。

 

そしてタロットを学ぶということはそういうことです。

 

占いを勉強したいと思った理由は何なのか?その答えに正解はありません。

ただ、実際に占いをする上ではそこに自己承認を求めてはいけないんですよね。

 

自分の思いは封印して、カードをそのまま読むこと

これが理解できれば、タロット占いは簡単です。

そのためにもカードには世界観があるということ、その世界観を学ばなければ意味がないと私は思います。

 

カードを世界観で学べば、意味を必死で覚える必要なんてないということがよくわかりますよ^^