私たちは「何か問題が起こったから悩んでいる」と思いがちですが、実はそうではないことも多いんです。
起こっていることはただの”出来事”で、「悩み」にしているのは自分自身の捉え方なんですよね
つい最近、それを実感することがあったのでシェアさせていただきます
同じ出来事でも違う受け止め方
先日ネイルサロンに行ったのですが、ネイリストさんが「犬を飼い始めた」という話をしてくれました。
まだ子犬で、トイレトレーニングが終わっていなくて…
仕事から帰ると、毎日のように部屋にうんち💩が落ちているそう(笑)
それでも彼女は、
「大変なんですけどね~、でもかわいくてしょうがないんです」
と、本当に楽しそうに話してくれていました。
毎日、家に帰るのが楽しみだと・・
で、そのとき私はふとある友人のことを思い出したんです。
その友人も以前、同じように子犬を飼い始めて、やっぱりトイレの失敗に悩まされていました。
でもその友人は次第に疲れ果ててしまい、仕事が終わって家に帰るのが憂鬱で、可愛いとも思えなくなり、最終的にはその犬を親戚に引き取ってもらうことにしたそうです。
同じ「子犬のトイレ問題」という出来事なのに、まったく違う受け止め方、そして違う結末。
この違いから
出来事そのものが“悩み”を作っているんじゃなく、
「その出来事をどう捉えるか」が悩みを生み出している
ほんとにそうだよな〜ってあらためて実感しました。
タロット鑑定でもよくある「出来事と捉え方」の違い
このことは、タロット鑑定の場でもよく起きています。
たとえば
職場で人間関係がうまくいかない
上司が冷たくてつらい
そういった相談はすごく多いのですが、
でもカードを通して深く見ていくと、
本当の悩みの核は「その職場の人間関係」ではなかったりします。
たとえば
- 過去に否定された経験が心に残っていて、自己表現が怖い
- 自分はいつも「責められる」という思い込みがある
- 自分には価値がないと思っている
などの「思考のクセ」や「思い込み」が、実は日常の人間関係に影響を与えていることはとても多いんです。
見るべきは「何が起きたか」ではなく「何に悩んでいるのか」
タロットは出来事の奥にある、心の反応や無意識のパターンを映し出してくれます。
本人は「どうすれば職場の人と仲良くなれるか?」という答えを求めているかもしれないけれど、タロットは
「そこじゃないよ」
って教えてくれていたりするんですよね
だからこそ、タロットで誰かの悩みを占うときには
「何が起きたか?」ではなく、
「その出来事の何に悩んでいるのか?」
という視点でカードを見てみてください。
そこから、悩みの本質が見えてきます。
まとめ:出来事の「奥」を見るタロットへ
今回は、日常のちょっとしたことから「悩みの正体」について考えてみました。
この記事が、あなたの鑑定やカードリーディングに、新たな視点を加えるきっかけになれば嬉しいです^^