「カードの意味は分かるのに、総体的なリーディングが難しい」
「アドバイスが表面的になって、なんか中途半端な鑑定になってしまう」
そんなもどかしさを感じることはありませんか?
鑑定を受ける相談者は「仕事がうまくいかない」「人間関係に疲弊している」など、今起こっていることを悩みとして話してくれますよね。
でも本当の悩みの要因は出来事ではなく、そこから生まれる不安や怖れなどの感情、そしてさらに奥にある無意識の思い込みにあるんです。
この感情と思い込みに踏み込めるようになると、リーディングはぐっと深まり、現実に変化を起こす後押しができるようになります。
出来事ではなく不安が悩みを生み出す
悩みの“根っこ”には、必ず感情があります。
たとえば
「仕事がうまくいかない」
「SNSの反応がない」
「彼氏が冷たい」
これらは、あくまで外側の状況です。
本当の悩みは、その状況をきっかけに「内側から湧き上がる不安や怖れといった感情」によって生まれ、そして、その感情のさらに奥には「無意識の思い込み」が存在しています。
アドバイスだけでは解決しない理由
例えば「彼が最近冷たい」と相談された場合、本人は「彼が冷たいこと」に悩んでいると思っています。
でも実際には
「自分が何か怒らせるようなことをしてしまったのか?」
「このままフラれてしまうのではないか」
といった不安に苦しんでいるんです。
そして、その不安の背景には
「私は愛されない、見捨てられる」
「恋愛では相手に気を使うべきだ」
「男は信用できない」
などの無意識の思い込みが隠れています。
だからこそ、鑑定では
「本当は何(どんな感情)に悩んでいるのか」
「その奥には、どんな思い込みがあるのか」
ここを明確にしていくことが大切なんです。
相手の求める質問に答えたり、表面上の解決法を提示しても、根本的な思い込みに気づかない限り悩みは形を変えて繰り返されてしまいます。
タロットリーディングでの違い
カードを見る際には
・彼が冷たいという状況にフォーカスして読むのか
・その根っこの感情や思い込みまで視野に入れて読むのか
では、当然リーディングの深さはまったく違ってきます。
外側の出来事に惑わされず、そこから生じている感情にフォーカスするからこそ、問題の本質にたどり着くことができるのです。
もしあなたが、深いリーディングを行いたいなら、起こっていることだけでなく
「どんな感情に悩んでいるのか?」
「その奥にはどんな思い込みがあるのか」
を意識しながらカードを見てください。
そうすることで「本当に大事なのはここなんだ」という問題の本質に近づくことができますよ!