占いが与える役割ってなんだと思いますか?
もしかしたら考えたこともないかも知れませんね。
だけど、大事なところなので今回は、そこをじっくり考えてみたいと思います。
目次
占いが与える役割
これは大きく二分されます。
①自分が知りたいことの答えを外から与えてくれるもの
②自分で考え、自分の力で答えを出すための気づきを与えてくれるもの
さて、あなたの占いに対するイメージはどちらでしょうか?
ねこちゃん
では1つずつ見ていきますね
①自分が知りたいことの答えを外から与えてくれる
どうすればいいのか、どちらにすればいいのか、など答えが決められない時に、占いに出た内容によって答えが決まります。
自分で答えを出すのではなく、占いに答えを決めてもらうということですね。
この場合、占いは「自分の外側から答えを与えてくれる」という役割です。
②自分で考え、自分の力で答えを出すための視点を与えてくれる
占って出たことを元に、自分で考えて答えを決めます。
自分の状況と重ねて、何のことを言われているのか、思い当たるのか、気付いているのかいないのかなど、自分自身に落とし込んで、考えて答えを出す
こちらは占いをもとに「自分で考え内側から答えを見つけさせる」役割です。
さて、文章にして読むとどちらが自分にとって「良い占い」でしょうか?
ねこちゃん
キョウコ
占い依存を生むワケ
答えは自分で決めるものだと頭ではわかっている
なのに、占いには「答え」を求める人が多いんです。
それはなぜか・・
自分で考えなくていいから
答えを自分で出すためには、その問題に向き合い、考えることが絶対に必要ですが、それをしたくない(もしくはできない)
そして自分で答えを出したら、うまくいかなかった時に自分の判断ミスになってしまいますが、占いに決めてもらったら気持ちのどこかで責任転嫁できる
すっごいわかるんです。
悩んでる時って、早くその状態から解放されたいし、誰か決めて〜って思ってしまうものだし
後から自分を責めることはとても辛いことだから。
でも・・
人生って自分で考えて自分で責任を持つことが大事です
外側から答えを与えられると、自分に目を背けることになってしまいます。
それが顕著になるのが「占い依存」ですね。
私が占い師の駆け出しで占い館に勤めていたころ
週に何度も来て同じことばかり占う人や、次々と隣のブースに入っては、あれこれ占ってもらう人がいました。
占いに依存すると自分で考えることができなくなり、なんでも占いに決めてもらおうとするんです。
もちろんこれは極端な例ですが。
「考える」ということの大切さ
自分で考えることを避けてしまうと、何か問題があった時に
どうして彼女は・・上司は・・夫は・・
あの人は・・世間は・・
など、自分以外の人やものに対して疑問を持つようになります。
原因は自分の「外側」にあると思っているからです。
どうして今、こういう状況になったのかという「内側」に疑問をもたないんですね。
だから、答えを自分以外が決めてしまうことにも疑問をもたない。
自分で考えて答えを出すために占いを使う
私はタロット講師という立場ですが「自分で考える」ということを占いが奪ってはだめだと思っていて、講座の受講生にも常に
カードに出たことが答えじゃなくて、カードを見てそこから答えを決めるのは本人だよ
と伝えています。
特に自分以外の人を占う場合には
悩みを解消してあげなきゃ
と思いがちですが、この思いがあると答えを与えようとしてしまう・・
本当に相手のためを思うなら、自分で考えて決める機会を奪わないことが絶対に大切です。
そのために必要なのは、カードをそのまま見ること、そのまま伝えること
そしてカードが伝えていることから「どう感じるのか」「思い当たるのか」「どうしたいのか」など、自分で考えていくんです。
「タロットは答えを出してくれるのではなく、答えを出すための視点をくれる」
ぜひ心に置きながらカードを読んでくださいね。
依存を生まないためにも!!