タロット大アルカナ「吊るし人」について

こんにちは
願望実現ラボ キョウコです

今回は大アルカナ「吊るし人」について

動画で見たい方はこちらから↓

 

タロット大アルカナは22枚のカード全部を通して1つの物語を構成していて、その時提示されたカードはあなたの今いる立ち位置、

物語の中で言うなら今どの章にいるのかということを教えてくれています

 

吊るし人のカードが出た時は「今、自分は物語でいうと吊るし人の章にいる」ということなのですが、

吊るし人は「動けない」世界です

 

なぜ動けないのかというともう見たままで

足を縛られてしかも逆さ吊りになってるから

 

だから吊るし人が出たら、がんばってなんとかしようとしても

思うようには動けないんだからどうすることもできない

という状態なんです

 

なので、悩んでるときの定番の質問の

「どうすればいいですか?」という方法とか、「どうなりますか?」という未来を知ってもあんまり意味はなくて

それよりも大事なのは

今は思ってようには動けないということを受け入れることなんです

 

悩んでる状態って不安なのでそこから抜け出したくて、こうしたらいいよっていう方法を求めるし

今はしんどくても未来は上手くいってるという情報を得て安心したくなるものだけど

でも吊るし人の世界にいるならそんな情報は役に立たなくて

それよりもいっそ動けないことを受け入れてしまうほうが先に進めます

 

なぜかというと

今は動きたくても動けないんだと受け入れたら

じゃあなんで動けないんだろう

って考えるようになるからです

 

つまり

何が足を縛っているのかということに意識が向かうんですね

 

そこを考えなきゃ前には進めないんだと知る段階でもあります

仕事がうまくいってないとか
お金の不安があるとか
彼の気持ちがわからないとか

悩みはいろいろあるんだけど、どんな悩みであっても吊るし人の世界にいるなら、必要なのは

そもそも今は何かに足を縛られてて動けないんだから一旦なんとかしようとするのは置いといて

今抱えてる問題って何が足かせになってるのかをじっくり深く考えることが大事なんです

 

例えば

占いを仕事にしたいんだけど、なかなかうまくいかなくて悩んでいる人は

この先どうなるのかという未来
うまくいくためのアドバイス

を知りたい

 

だけど吊るし人の世界に今いるなら、今の立ち位置は頑張ってなんとかしていこうというポジションじゃないし、

というより「動けない」ことを受け入れて何が足を縛っているのかをじっくり考えることのほうが大事なんです

 

そこで、何が足を縛っているんだろうって考えて

集客のためにやってるSNSとかブログとかをやりたくない

という思いが出てきた・・

そこで終わりではなくそこからさらにじっくり「なんでそれが自分にとって足枷になってるのか」を考えていく

 

例えば

SNSやブログで発信するといろんな人に見られる

身近な人に見られたくない

見られることの何が困る?

怪しい人だと思われる

どうして怪しいと思われる?

占い師って怪しいから

という思いが出てきたとしましょう

 

自分がやろうとしていることって怪しいことなんだと実は潜在意識では思ってるんですね

すると人は潜在意識を優先するので、無意識に人から知られないようにしてしまう

 

占い師って怪しいという思い込みが足を縛ってるんです

 

そんな状態でうまくいく方法を求めても、意味がない・・

「ここに気づかない限り、この先には進めないし頑張れば頑張るほど疲弊していくよ」ってカードは言ってるんです

 

今から目標に向かって頑張ろうとしている人にとっては、吊るし人は出鼻をくじかれたように感じるかもしれないし、すごくネガティブなカードだと思われるかもしれないですね

でも何かに縛られて動けないときって誰でもあるし、そんな時は動けないことを受け入れて、なんで動けないのかをじっくり考えることが大事なんです

 

それって決してネガティブなことじゃなくて、カードに描かれた人物を見てもらうとわかるんですが表情は穏やかだし後光が指してます

動けないことを受け入れているからこその輝きと穏やかさなんです

 

人生って常に前に進み続けるだけじゃなくてうまくいかない経験の中で気づいていくことってありますよね

 

今は思い通りにはならないんだっていうことを受け入れて、足枷になってることをじっくり見つめてみる

吊るし人ってそういう世界です